令和シンデレラ
昔々あるところにシンデレラが居たとか居ないとか。居ないと始まらないのでとりあえずいました。
シンデレラはお母さまが天国へカチコんでしまった後、お父様の愛人だった鈴木さんとその連れ子2乗とシェアハウスしていましたが、洗濯の干し方で毎日殴り合いが起こっていました。そして継母は山へ芝刈りに、シンデレラは川へ心頭滅却に向かい、お互いのイライラを発散させる日々でした。
心頭滅却中にたまに巨桃がどんぶらワショーーーイ‼︎してきましたが、メタ認知高めのシンデレラは「Not my business」とクロスワールドを拒否。
ある日ブドウ会があると聞いたファミリー(表向き)は「葡萄会か武道会かわからないがどちらにせよ利点しかない」と参加を決意。各々切れ味の良いハサミや使い古した柔道着などを準備しました。しかしメリケンサックしか持っていなかったシンデレラは「武道魂がなっていない」と継母から拒否られ、タクシーに強引に乗り込もうとしても「4人乗りです!!!」と運転手に拒否られ大人ブルーになりました。
そんなべそかきハム太郎™なシンデレラのもとに現れたのは大魔王サタン。
2時間ほどシンデレラ feat.SATANで女子会をしたのち意気投合。サタンのお古のドレスセットを借りることになり、ブドウ会にも送ってもらえることになりました。
脳内中学生の王子はこの肌色面積の多さにやられシンデレラに求婚するも「おめぇ俺より強いのか?(声:野沢雅子)」とのシンデレラの問いにたじろいでしまい、信念の弱さを理由にフラれました。
この段階で12センチヒールがつらかったシンデレラはすでに素足。天からの声が「一応置いていった方が良い」と囁いたので、階段付近にサタンから借りたニーハイエナメルブーツを放置。後にサタンは「マヂない」とツイッター(現X)に投稿していたそう。
あきらめ悪いで有名な王子はシンデレラが置いていったブーツを頼りに町中の老若男女の足をチェック。そう、王子はあきらめは悪いかもしれないが、男女年齢差別はしない。フィットさえすればあなたもシンデレラ™。そしたらお隣の斎藤さんがフィットしたらしく王子と結婚しました。おわり。