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Pタイルの張り替え
学校の床には「木床」「ビニールシート(長尺と呼ばれています)」「Pタイル」などが使われています。
あー、あと「ゴム」の様な素材もありました。
中でも「Pタイル」は扱い易いので、一時期よく使われていました。
そして「Pタイル』が割れたり剥がれたりすると張り替えるのは用務の仕事でした。
仕事でした、と過去形で書くのは、1986年以前に作られていた「Pタイル」にはアスベストが含有されていることがわかり(高度成長期にバンバン作られた学校の床の「Pタイル」にはもれなくアスベストが入っているイメージ)剥がしたり、割れたりした時にアスベストの粉塵が肺に入る恐れがあるので、張り替え作業をしてはいけませんと上から指導があったからです。
かと言って、剥がれたままにしておく訳にもいかず、我々は結構最近まで、黙って張り替え作業をしていました。
剥がれた古いPタイルに水をかけ、湿らせて、粉塵が飛び散らないようにした上で剥がし、そのあと二重の袋に入れて、人の立ち入らない場所に保管、危険物として回収を待つ。
取り去った後に、新しいPタイルを貼る。そんな感じです。
Pタイルも元々貼ってあったものが、微妙にサイズが違っていることが多く、端の部分をカンナで削ってサイズを合わせてから、接着剤を塗って貼ります。
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なお、張り替えに使う最近のPタイルにはアスベストは入っていません。
数年前までこっそり子どもがいない時間にやっていましたが、(私の地域では)役所の担当もかなり厳しくなり「一切手を付けてはいけない!」と言われているので大人しく従っています。😅
この仕事についた頃はそんなことも知らないので、かなりの枚数のPタイルを、剥がして貼ってでやってきました。
塵肺や悪性中皮腫が発症するのは35年前後と言われています。
まぁ、その時はその時と腹をくくるしかありませんが、現在用務業をしている、みなさんは手を付けず役所に対応してもらうようにしましょうね。