教室出入り口の除塵マット
私のいる学校では、他の学校ではやっていない試みを行なっています。
それは各教室入り口に除塵マットを敷いていることです。
今いる学校は新しく建て替えられて5年ほどなのですが、今時の全換気循環システムを導入しているせいなのか、何なのか、ホコリに粘度が有り、消しゴムのカスの様な黒い塊がそこら中に散らばるのです。歩いて踏みつければそれが黒い跡となってこびりつき、取るのに苦労します。(上履きのゴムが擦れてできるブラックヒールとは別の現象です)
そして、上履きの裏の汚れも、足跡になってダイレクトに床に残ります。
教室内も同様らしく、いったいこれはどういう現象なのだろうと、首を傾げていたのですが、一度「ひとクラスだけ余っている除塵マットを実験で敷いてみよう」ということになり、入り口に敷いて見たところ、テキメンに汚れが減り、教室内も汚れが少なくなることが判明しました。
子どもが出入りするだけなのですが、それだけでかなり違います。
これはやる価値があると、全教室にマットを敷いたところ、清掃の手間は格段に減り、廊下もきれいに維持できるようになりました。
毎日、掃除機で吸う必要が有りますが、その手間と廊下のこびり付いた汚れを落とす手間を比較すると、掃除機の方が何十倍も楽です。
用務さんの中で、「いくら廊下をきれいに掃除しても教室から汚れが出てくるから、仕方がないんだよ」と言う方がいます。
いやいや入り口にマットを敷いてみてください。
違いが出るはずです。
そう教えてあげたいです。
と言うわけで、今日もせっせと各教室のマットに掃除機をかけるのでした。
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