ブレーカーが落ちたら
異動して新しい学校に行くと、まずやることのひとつに各フロアの分電盤の確認があります。
どこの配線がどの分電盤に来ているのかを確認しておいて、ブレーカーが落ちた時に復旧出来るように準備しておくのです。
家庭科室はアイロンやホットプレートで落ちやすく、図工室はドライヤーで落ちることがあります。(多分何かの作品を乾かそうとして落とすみたいです)
先生自体が電気の容量を気にせず、一気に児童に電気器具を使わせることでブレーカーを落とす訳ですが、そうなると慌てて用務員室に助けを呼びに来ます。
「すみませーん、ブレーカー落としちゃいましたー(てへぺろ)」と。
(以下、用務初心者の方を対象にお話してます😅)
まず原因が何かをはっきりさせます。
何の器具をどのくらい使って落ちたか?
その器具の一つの出力が何ワットなのか?
学校だと大体一つのブレーカーで20アンペアが基本だと思います。
使っている器具の総出力が2000wを超えていたら、使い続けることでブレーカーは落ちます。
使う器具を合計2000wより少なくするように教員に依頼します。
そして分電盤の表示で、該当しそうなところを探します。
表示がなかったり、わからなければ、他のブレーカーのレバーと微妙に違っているレバーを探します。
ブレーカーは落ちると完全にオフの位置に行くのではなく、中途半端な位置に浮いている状態になっています。
中途半端なレバーを見つけてら、一度オフの位置に下げます。
完全に下げたら、今度はオンによっこいしょと上げます。
それで、落ちなければ復旧は完了です。
すぐにまた落ちるようだと、別のところで漏電している可能性があるので、電気屋さんを呼ぶ手配をします。
コンセントに何かを突っ込んで漏電させ、ブレーカーが落ちた場合などは、そのコンセントの中を開けて確認する必要が出てくるので、電気に詳しくない方は、業者さんなり保安電気協会に依頼した方が無難です。
「ブレーカー落としちゃいました〜』は学校用務のあるある案件です。
落ちて始めて「どこだどこだ」と分電盤を探すことがないようにしたいものです。