ブロワーについて
落ち葉掃きのシーズン。
ブロワーは私たち用務の必需品です。
ブロワーとは、おっきなヘアードライヤーをイメージしてもらえたら分かりやすいと思います。(もちろん熱風は出ませんが)
落ち葉を風圧で吹き飛ばす機械のことです。
昔は落ち葉を竹箒だけで掃いていました。(広い面積は熊手を使って)
とある方が、掃き掃除のし過ぎで、肘から骨が出てしまったなんて、そんな噂を聞いて(真偽の程は判りませんが)
「そうだよなぁ…、こんなことばっかりしてたら、身体悪くするよなぁ…」なんて思ったりしてました。
最初の学校で、あんまりキツイので、エンジンブロワーを買ってもらえないか交渉したところ、何年目かにすんなり買ってもらえて、それからは「ブロワー職人」となりました。笑
広く広がって落ちた落ち葉や花の萼(がく)を、魚の追い込み漁のごとく扇を描くように風で一箇所に集めて行きます。
いつも使っているので、みるみる上達し、数年後には通りがかりの植木職人さんに「いや〜あんた上手だね〜」と褒められるほどになりました。
箒で掃いている時の何倍もの距離をぐるぐると歩く感じですが、掃き掃除自体はスピードアップし、結果、他の仕事に手が回る様になりました。
午前も午後も掃き掃除ばかりしていた冬の1日が、午前中で落ち葉を終え、次の仕事に取り掛かれるのですから、これほどの効率化はありません。
こういった作業の機械化がなかったら、オールマイティーに仕事をこなせる私はいなかったと思います。
ブロワー様さまです。笑
そして時代も変わり、ガソリンで動かしていたブロワーも、今や電動に取って代わられました。
音が静かになった分、近隣への迷惑を意識する必要がなくなって助かっています。
明日から12月。
もうすぐケヤキの落葉が終わり、次はメタセコイアが落ち始めます。