恋と、私と、あの少女の話。
今日は、私の初恋について話そうと思う。 まあでも、人に熱く語れる程ドラマチックな恋愛をしたこともないので、半目ぐらいで見て言ってくれ。
恋って、色んな物だと思っている。(勝手に) トパーズの様にきらきらと輝く物、とか。 椿の様に急にぱたりと落ちてしまう、とか。私は1度、そう1度だけ、
眩しい程の太陽に恋をした事がある。
その太陽、というか、少女なのだが。その少女は、私にはあまりに眩しくて、太陽に他ならないのだ。その綺麗な面立ちをした彼女は端正な顔を崩す様に笑いかけて、こちらの心臓を握りつぶす。今まで、他の人間と恋愛をしてみても、何か足りないと考えてしまって、毎回罪悪感で溺れてしまう。その度に、ぐしゃりと崩れるようなあの笑顔が浮かぶのだ。今だってそうなんだ。彼女は私に夢に漂って来て、あの笑顔で、すっと私の手を握るのだ。嗚呼、心臓に悪い。 こんな夢に出てくる彼女も、夢だと思ってもこんなにも幸福を感じてしまう私が嫌いだ。
…語りすぎたね。夢物語と思ってくれても、いいんだよ?