【実話・第一話】突然、区役所の小役人が我が母を、どこかへ連れ去った!
ちょうど、1年前のことだ。
認知症の母と二人暮らしの私。
母は、毎週、月曜、水曜、木曜、金曜と、週に4日、
近所の中規模の高齢者福祉センターに、
朝の9時から、夕方4時まで、通っていた。
◆◇◆
1年ほど通った昨年の7月11日。
いつもは、5時すぎに、センターのヘルパーさんに支えられて帰って来るのに、その日は、6時近くになっても帰ってこなかった。
母のベッドで寝転びながら、ユーチューブを観ていた、そのとき、
玄関のチャイムが鳴った。
「お、ようやく帰ってきたな」
私は、玄関に飛んでいった。
◆◇◆
そこには、母ないなかった。
薄汚い安物のスーツを着たチビの中年男と、
見るからに他人を上から見るクソ生意気な背のブサイクな中年女が
白痴のような顔をして並んで立っていた。
「区役所から来ました。あなたのお母様を、しばらくお預かりしますので」
クソ生意気な中年女が高飛車に言い放った。
「えへえへ、息子さんもねえ、たまにはねえ、ゆっくり休まれたほうがいいですよ」
「母がなにをしたんですか?ひょっとして大ケガでもしたのですか?」
「別に。ただ、お預かりするだけです」
さらに女は高飛車に言い放った。
「いや、そんないい加減なことで母を渡せません」
女のカバンの紐をつかもうとした。
「きゃっ!こいつ、わたしに暴行を加えようとした!犯罪者よ!異常者よ」
女が大声でわめいた。
「とにかく、名刺をください。いきなりやってきて、名刺も出さないのは失礼だと思わないのですか?」
それぞれの名刺には。
【老人福祉課長・七月未華子】
【老人福祉課長・日本楠雄】
と印刷されていた。
(つづく)
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