太田淑子さん(声優)、89歳で逝く。私の中では「音羽さん」だった。
テレビアニメ「ジャングル大帝」のレオ、「リボンの騎士」のサファイアなどを演じた声優で俳優の太田淑子(おおた・よしこ、本名阪淑子〈さか・よしこ〉)さんが10月29日、心不全で死去した。89歳だった。葬儀は親族で行った。所属劇団テアトル・エコーが8日発表した。
兵庫県出身。1960年代から数多くのアニメに出演した。主演作はほかに「ひみつのアッコちゃん」「タイムボカン」「ヤッターマン」。63年に入団したテアトル・エコーでも長年、中心俳優として活躍した。
朝日新聞 digital 2021年11月8日 11時51分配信より引用
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また、昭和の偉大な声優がこの世からお亡くなりになってしまいました。
世間的には、「ジャングル大帝」のレオや、「リボンの騎士」のサファイアなのでしょうが。
(もちろん違う意見があると思うのですが)極私的にいわせていただくと、1973年10月5日から1974年3月29日まで放送された「エースをねらえ!」の音羽京子の声こそが一番印象深いのです。あの「鉄腕アトム」の声で、ムチャクチャ、意地悪な役を演じるのであります。子供のころ、テレビで観ていて「なんちゅう、いけすかん奴や!」と怒りを覚えたものです。しかし、それは、逆にいえば、声による演技がうまい証拠。見事のひとこと。
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第一話で、音羽さんは、いきなりやってきた鬼コーチ・宗方仁によって、地区大会出場者の座を奪われる。代わりに選ばれたのが、一年坊主の岡ひろみであった。郷ひろみではない。岡ひろみである。
激怒し、岡ひろみにイヂワルをする音羽さん・・・フフフ。
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話は脱線しますが、私は第一作目の「エースをねらえ!」を観て、「ああ、テニスって素敵やん♥♥♥」とフラフラと、軟式テニス部に入部。鬼畜のような先輩たちのシゴキにあい、一週間で辞めてしまったという、忌まわしい過去があります。まるで、「アタックNO.1」の鮎原こずえのように「だって涙が出ちゃう~」というのが現実だったのです。
大坂なおみや錦織圭を見ればわかるように、テニスとは厳しいものなのです。
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「エースをねらえ!」のなかで、第一作目が一番好きな理由は、「三沢郷」のすばらしい主題歌が好きだからです。
「サインはV」「アテンションプリーズ」など、女の子の根性ものといえば、三沢さんの主題歌に限ります。氏のスポ根ものの主題歌の特徴は、スローでメロディアスな歌いだしと、サビの部分での畳み込むような迫力にあると思います。
「エースをねらえ!」なら、
♫ コぉ~トでは~ ♬
とゆったりと歌いはじめ、
♬ サーブ! スマッシュ! ボレー! ♬
と激しく情動を刺激するのです。嗚呼、たまらない。
作詞、作曲、編曲、そして何より澄んだ歌声。すべて素晴らしいですね。三沢郷さん自身が編曲をされています。編曲家として優秀な人はいい曲生みますね。編曲家としても優秀な人といえば、先日、物故された「すぎやまこういち」「川口真」などがいらっしゃいます。
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ドンドン、昭和が遠くなりにけり・・・悲しい限りです。
太田淑子さんの、ご冥福をお祈り申し上げます。
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<おまけ>
本当のことを申しますと、「エースをねらえ!」の中で一番好きなのは、岡ひろみの親友「愛川マキ」なのです。つきあうのならマキのほうが良いですね。