『ペルソナ5 タクティカ』はSLG未経験でも遊べる? 『ペルソナ』好きだからこそ馴染みやすいポイントも。
◆SLGだけど、操作するユニットは3体だけ! 初心者でも遊びやすい『P5T』
「もうひとりの自分」の力を使い、異変や事件に立ち向かう少年少女が、困難にぶつかるなかで葛藤と成長を見せるジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズ。
現在、ナンバリングは5作品を重ねていますが、その『ペルソナ5』から派生した『ペルソナ5 タクティカ』(以下、P5T)が、本日11月17日に発売されました。
『ペルソナ』のメインシリーズはRPGですが、派生作はアクションRPGやダンジョンRPGなど、別の趣向を加えるケースが主流です。過去には、対戦格闘ゲームになったこともあります。
最新作『P5T』もその例に漏れず、今回は敵味方が入り乱れるマップ上を舞台に、『ペルソナ5』(以下、P5)でお馴染みの「心の怪盗団」などを率いるシミュレーション(以下、SLG)要素が加わりました。
新たなジャンルに挑むことで、これまでにない刺激が楽しめるのは間違いありません。
ですが、数多い『P5』ファンのなかにはSLG未経験者もいるでしょうし、「自分は『P5T』を楽しめないかも……」といった不安も抱えているかもしれません。
もちろん、根本的に相性が合わない場合も皆無ではないものの、よほど苦手でなければ、SLG未経験者も『P5T』が楽しめる可能性は十分あります。
また、『P5』ファンだからこそ馴染みやすいシステムもあるので、ジャンルだけで距離を置くのはもったいない話です。
SLGに慣れていなくても、なぜ『P5T』を楽しめるのか。本作のゲームシステムを中心に、その理由に迫ります。
●ユニットの編成はRPG寄り
一般的なSLGは、多数のユニットを駆使して戦うものが主流です。戦闘中に扱うユニットの数は、作品ごとにバラつくので一概には言えませんが、10ユニット前後になる場合もあります。
SLG初心者だと、多数のユニットを同時に使いこなすだけでも、かなりの負担になるでしょう。
しかし『P5T』の場合、戦闘中に扱う味方のユニット数は3体まで。むしろRPG寄りの編成規模で戦うので、操作するユニットの数で戸惑う恐れは少ないでしょう。
また、新キャラも無論いますが、操作するユニットの大半は「心の怪盗団」のメンバーが大半を占めます。『P5』ファンにとってよく知る人物ばかりなので、この点もご安心ください。
●ユニット配置の基本は「遮蔽物の影」
「どう戦えばいいのか分からず、いつの間にやられてそう」……そんな印象をSLGに抱いている人がいるかもしれません。
確かに未経験のジャンルだと、つい臆病になりがちです。ですが本作の場合、「遮蔽物の影に隠れる」を意識するだけで、やられる恐れが一気に低下します。
『P5T』の基本的な攻撃手段は、大きく分けて「近接」と「射撃」に分かれます。
距離の概念は本作独自のものですが、直接攻撃と銃器による射撃は『P5』にもあったので、こちらもお馴染みといえばお馴染みです。
射程の長い射撃は厄介な存在ですが、マップの至るところにある「遮蔽物」(柱や壁など)に隠れれば、敵の射撃によるダメージをかなり抑えられます。
それどころか完全に身を隠せたら、射撃のダメージはなんと0に。
「遮蔽物」の防御でやられる度合いを減らせるので、意識して動くだけでも段違いです。
逆に「遮蔽物」に隠れてないと、非常に危険な無防備状態になります。その危険性については、別のシステムと併せて改めて紹介します。
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