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【作家】🎙歌手「野坂昭如」の歌をいま聴くと、令和時代の終末感を予言している。

野坂昭如というと、ジブリアニメ「火垂るの墓」の原作者で有名ですが、歌手としても、素晴らしい作品を残しています。

映画監督の長谷川和彦はこの文庫本を、東大時代に本屋で万引きしたそうだ(苦笑)


歌詞が良い!
「この世の終わり」を歌っていたり、
「軍国主義の再来」を予言していたり。

基本的に、野坂は自分の歌の歌詞は他人にまかせる。
一番多いのは、「能 吉利人」。(のう・きりひと)
作曲を担当している「桜井順」のペンネームである。
「NO!キリスト!」という意味かしらん。
この世に神などいない、と。
桜井順は、三木鶏郎主宰の「冗談工房」に音楽スタッフとして多くの
CMソングをつくった。

富士フィルムの「♬お正月をうつそ!♬」をつくった桜井順さん。


◆◇◆


まず、聴いていただくのは・・・

■「マリリンモンローノーリターン」

♬ この世は もうじき お終いだ
  赤ん坊 つくるにゃ おそすぎる ♬

⇑ 「こんな狂った世の中で、少子化は当たり前だよ」と野坂さんが語りかけてくる。

♬ 真っ赤な 真っ赤な 陽が沈む
  さよなら さよなら コカ・コーラ ♬

⇑ 「コカコーラ=アメリカ」・・・アメリカとの関係を断ち切らないと、日本はダメなままである、という予言かもしれない。


◆◇◆


■「バージン・ブルース」

♬ ジン ジン ジン ジン 血が ジンジン
  赤チン 塗りましょ ウラオモテ
  色はにほへと 散りぬるを
  欲張りババァは ギンギラギン  ♬

  

♬ あなたも バージン わたしも バージン
  バージン ブルース         ♬

1970年代も半ばを過ぎて、女子大生ブームが起きて。

「もう、日本に、ヴァージンの女子大生なんか、いねえんだろなぁ」
という野坂の寂しさを感じます。

令和のいま、JKや、さらにはJCが、Xの裏垢で、自分のフルヌードを晒している。乳首もヘアーも晒している。
見も知らぬイケメンに平気で抱かれるJCもいる。
そんな狂った世の中を予言しているような気がします。

この曲は、戸川純のカバー曲のほうが有名ですね。


◆◇◆


■「サメに食われた娘」

♬ 夏が来るたび 思い出す 夏が来るたび 思い出す
  サメに食われたあの娘
  ああ かわいそうだよ あの娘       ♬

日本映画「青くて痛くて脆い」で、森七菜さんがロック調で歌っていてかっこよかったですね。

2020年8月公開。吉沢亮、杉咲花、出演。

⇑ 森七菜ちゃんの歌も可愛くていいねえ。⇑


◆◇◆


他にも「黒の舟唄」とか名曲がありますが、今回はこのへんで。
パート2があるかも・・・ないかも・・・・。


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⇑ 大島渚と野坂昭如のケンカ。というか、じゃれあい。

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