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「アニメ破壊しないで」声優が涙の訴え。インボイス制度に懸念「地獄しか待ってない」

岡本麻弥さんなどの声優をはじめ、エンターテインメント業界では、フリーランスや個人事業主として働く人が少なくありません。  

岡本さん:「アメリカにいる間、何度も日本の漫画やアニメのことを本当に誇らしく感じました。

それが今、日本で始まるインボイス制度によって破壊されようとしています」  

こうした人たちのほとんどは売上高が1000万円以下で、現在は消費税の納税が免除されている「免税事業者」です。  

しかし、今年10月から消費税の正確な納税額の把握を目的とした「インボイス制度」が始まると、「課税事業者」に転換するか「免税事業者」にとどまるかの選択が必要となります。  

「課税事業者」となった場合は、新たに消費税を納めることになるうえ、納付額の複雑な計算などといった負担が生じます。  

「免税事業者」を選択した場合は、取引先がこれまでよりも消費税を多く納めることになり、声優業界などからは、契約を打ち切られたり、値下げを強要されたりするのではないかといった懸念の声が上がっています。  

岡本さん:「課税事業者になるか、免税事業者になるか選択を迫られているが、インボイス制度の怖いところは、どちらのボタンも正解のボタンではないというところです。どちらを選んでも、地獄しか待っていない」


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