裏側を見れば愛おしくなるもんだ。
たとえばいつも、
静かに鎮座するものも。
たとえばいつも、
太陽のように笑うものも。
たとえばいつも、
情け無く泣いてばかりのものも。
たとえばいつも、
店頭に並んでるスタメンも。
どうそれらが創られたのかを
知れたなら、
触れられたなら、
とてもとても
愛おしくなるもの。
一枚のTシャツにも
ストーリーがある。
型紙のある往年のデザインにも
産まれた瞬間がある。
往年のデザインに、
最新の技術が加わって、
また新しいモノになる。
既製品をつまらないという人もいる。
デザイン品を素晴らしいという人もいる。
だけど
全ては誰かが考え生んだモノだと気付ければ
また愛おしさが湧いてくる。
クローゼットにかかったままの
お洋服に
あの日破れたTシャツに
もう一度
息吹を与えるのは
輝きを与えるのは
誰でもなく自分自身だとどうか気付いて。
いつでもそれはブランニューになるから。
全て愛おしいから。