陽明学の真髄 第四巻
こんにちは、そうじろうです
今回は「陽明学の真髄 第四巻」ということで『致良知(ちりょうち)』『心即理(しんそくり)』 『戒慎恐懼(かいしんきょうく)』を紹介していきます
「頑張って勉強や行動をしてるけど、なぜか自分が思っているような結果が出ない、、、」
↑
こんな悩みがある人必見の内容となっています
では、詳しく1つずつ解説していきます
致良知
致良知を一言で表すと
「良知(人間が持って生まれた人としての心)を発揮していけば物事は全てうまくいく」という意味があります
読み方:ちりょうち
致良知を身につけると得られる変化
致良知を詳しく解説
では、致良知を詳しく解説していきます
まず、ですが「致良知」という言葉は「良知を致す」と読みます
そして、この「良知」を追求していくことで、
「全ての物事はうまくいくんだ」と王陽明は語っています
そもそも「良知」という言葉の意味は、、、
このような「人間が持って生まれたもの全て」を指します
そして、
自分達はこの良知に従って生きること
それができれば、人間としての正しい道筋、自分らしい生き方の確立、が達成できるということです
ただ、現代に生きる自分達は、この「良知」を発揮することが中々できません
なぜなら、色々な情報やライフスタイルが見えすぎてしまうから
「自分はこれをやるべきだ」という自分軸が形成される前に、「あの人のようになりたい」という他人軸で生きてしまう
そうすることで自分が本来持っている「良知」をないがしろにして、周りの情報を重要視してしまう。そして、自己が崩壊していくわけです
「自分軸がない」とか「自分の人生が分からない」とか、こういった悩みって意外と多いと思うんですが、その最たる理由が「致良知の欠落」だったりもします
良知を発揮する→自分軸ができる。自分らしい人生が送れる
という簡単な方程式なのに、周りの情報がその良知を覆い隠してしまう
それこそ陽明も「無駄な欲が良知を覆い隠してしまう」ということを言っています
ですので、「自分軸が欲しい」とか「自分らしい人生を過ごしたい」のであれば、、、
先ずは、無駄な欲を減らすこと
そうすることで、自分の「良知」に気づくことができるようになり、致良知が達成されるということです
また、陽明は「良知」についてこんなことをも言っています
確かに、この言葉通り生活していれば、これほどおもしろい人生はありません
自分の才能や能力を活かし、人としての仁義礼智を忘れず、不必要な情報や欲を排除し自分がやるべきことだけをやる
考えただけでも「なんか楽しそうだよなぁ」とワクワクしてくるかと思います
そして、自分自身、この致良知を意識してから、本当に人生が変わりました
自分の場合は「陽明学に出会えた(そもそも本を読むという教育を受けられた)」ということが自分の良知だと思っていますし、そして、その陽明学の教えをあなたに伝えることが「致良知」になると強く感じています
だから、毎日が楽しくってしょうがないんですよね
はたから見たら、、、
「そんな古臭い本読んで何がおもしろいの?」
と思われるかもしれないですが、そんなん関係ないんですよ。だって、自分が心から「おもしれぇ!」って思っちゃたんだから
現代社会ってどうしても色々見えちゃうから、悩んだり迷ったりすると思うんですが、そんな時は致良知を意識してみてください
無駄な情報を遮断して「良知を致す」を実践してみてください
自分のような35歳までフラフラしていた廃人ポンコツ人間でも変われたんです。あなたが変われないわけないんです
致良知で人生を激変させましょう
心即理
心即理を一言で表すと
「心の中に全てが眠っている」という意味があります
読み方:しんそくり
この言葉だけを聞くと「???」と感じるかもしれませんが、安心してください
「解説」のページを見ることで「なるほど!」と腹に落ちていきますので
心即理を身につけると得られる変化
心即理を詳しく解説
では、心即理について詳しく解説していきます
まず、心即理ですが、読んで字の如く
===
「心」は即(すなわち)「理(道筋・道理)」である
===
という意味があります
つまり、、、
「心の中に自分が生きるべき道筋がある」ということです
「自分軸を見つける」「自分らしく生きる」「自分のやるべきことをやる」
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こういった悩みを解決する時に、自分達はどうしても外物を追い求めてしまいます
「旅行に行けば」とか「バイク乗ってみれば」とか、です
外に外に答えを求める習性があります
ただ、このアプローチは間違っているよ、ということです
自分が歩むべき道筋、やるべきこと(道理)は、自分の心の中に眠っているわけで、外に答えを追い求めても意味がありません
「外に答えを求めることは、正に聖剣で土を掘っているようなもの。何の意味もなさない」と、王陽明は言います
確かに、その通りで、人間の趣味趣向は人それぞれです
分かりやすい例を挙げると「陽キャ」と「陰キャ」
派手なことが好きな陽キャにとって地味な作業は地獄だし、地味なことが好きな陰キャがパーティー三昧生活をしても疲れてしまうだけ
自分らしい人生を過ごす上で重要なことは、「自分がどうしたいのか?」という「心の中に答えを探す行為」をすること
でないと、永遠に聖杯探しをするハメになります
重要なことは「心の中に自分が歩むべき道筋がある」ということを理解し、その答えを自分で探すように修養すること
そして、心の中に眠る"自分の道"に自ら気付くことです
また、この自分の道が分からなければ、現代の個の時代で生き抜くことはできません
なぜなら、「俺はこれをやる!」という道が決まっていないと、人を集めることができないから
例えば、情報発信
現代は100人中100人がSNSを使っている時代です。で、その中で、「いいねを増やしたい」とか「フォロワーを増やしたい」とか、願望があるかと思います
そんな未曾有の大SNS時代の中で、ただ単に情報だけ出してても人は集まりません
「私はバス釣りなら他の人には負けません」
とか
「爪楊枝アートをやらせたら右に出る者はいないぜ!」
という「個性」すなわち、「自分の道」を持っている人じゃないと、数多くの情報発信者の中で埋もれてしまうわけです
ラーメン屋で例えるともっと分かりやすいかもしれません
「美味しいラーメンを提供できます」「48時間煮込んだ豚骨ラーメンを提供できます」
↑
どっちのラーメンを食べたいと思うかは一目瞭然。当然、後者となるはずです
ここまでをまとめると、、、
となります
逆に言うと「心即理」を意識せずに、
「あれやりたい」とか「これもやりたい」とか「あれも食べたい」とか、フラフラしていると人生レベルで大損をしてしまう、とういことです
是非、この「心即理」を何度も何度も復唱し、頭に叩き込んでください。そして、骨の髄に染み渡るまで「心の中に答えはある」と念じてください
そうすれば、パッと霧が晴れたようにあなたの生きるべき道が拓けてきます
戒慎恐懼
戒慎恐懼を一言で表すと
「人に見られていないところで気を引き締める」という意味があります
読み方:かいしんきょうく
戒慎恐懼を身につけると得られる変化
戒慎恐懼を詳しく解説
まず、「戒慎恐懼」を分解して考えてみると、、、
となります
つまり、、、
人が見ていないところで自分を改め調子に乗らないよう自分を制御していく
ということになります
中庸という陽明学のベースになっている教え(中庸はこちらから)に
「君子は見えないところで戒慎し、聞こえないところで恐懼する」という有名な言葉があるように、
儒教・陽明学の教えは「戒慎恐懼」がベースになっています
世間一般的な常識では「反省して改善しなさい!」といった感じだと思いますが、「戒慎恐懼」ができるようになると、周りより一段上の自己成長が可能になり…
自分の欲すらコントロールできるようになります
ですので、「無駄な欲を排除して自分の人生だけに集中していきたい!」という人にとって「戒慎恐懼」は”一生涯の友”となり得る可能性すらあるので、是非意識してみてください
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以上が【陽明学の真髄 第四巻】となります
「超攻撃的な現代社会」
このカオスな世界で
力強く生き抜くには屈強なマインドが必要不可欠です
ですので、今回の教えを何度も見返し、社会に負けない強い心を作っていってください
そして、自分らしいおもろい人生を、自分自身の心で作っていきましょう
※その他の陽明学のノウハウも無料で学ぶ⇓⇓
【陽明学の真髄 第一巻】
【陽明学の真髄 第二巻】
【陽明学の真髄 第三巻】
【陽明学の真髄 番外編 啾啾吟】
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