![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161292424/rectangle_large_type_2_cd83a585c0ed8203e45214e9d6ea15d8.jpg?width=1200)
5匹の猫と1匹の犬と平屋暮らし③
③キジ白ヨーリーとの出会い
嵐の日、地域ボス猫に連れられてやってきた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161281645/picture_pc_7c57399c0ac0fe145441bbeca2f7eb9e.png?width=1200)
初めてみる、ドスの効いた黒猫が、
「あの家はご飯が食べられるぞ」と、言わんばかりに痩せ細ったヨーリーを連れ立って、我が家に置いて去って行った。
翌日、様子を見に来たきり、その後見かけることは二度となかったボス猫。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161281296/picture_pc_1902dcb5cfa5f1b24f20f8dd3e0d3c98.png?width=1200)
どこから来たのか、
一度保護はされて、去勢手術は受けていた。
察するに、もともとは飼われていたみたい。
我が家に入ってきた時に、真っ先にした行動は、トイレに行ったこと。これをみて元飼い猫だなーと思った。
体を洗ってやり、病院に連れていくと、エイズキャリアだった。外を彷徨っているうちに喧嘩でもして感染したんだろう。
餌を捕獲することが苦手で、根っからの野良猫ではない彼を見兼ねたボス猫が、猫界隈で有名だった通称お山のレストラン(我が家のこと)に、案内したとしか思えない。
ちょうど野良猫業界で有名になっていたレストランだったので、ボスの耳にも入ったのだろう。
その日は、ボスも食べて帰った。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161281284/picture_pc_3b30d7661f79e8f5c2efe6d5fb75c51d.jpg?width=1200)
新しい家に来てからは、完全な家猫に。
春先、怖かった外にはやはり出たがる事もあるけれど、
我が家に来て7年弱。
優しい性格のお兄ちゃんヨーリーは、みんなに優しい
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161283776/picture_pc_807bc6b6ce92363e8c5e4ca34915cf81.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161283800/picture_pc_ffa41d7218c1ea22e27687a913e862f3.png?width=1200)
辛いことを経験した分、包容力があるらしい。
夜寝る前に、私は耳元で声をかける。
「今夜も一緒に寝ようよ」
そう語りかけた日は、必ずベッドに来てくれる。
我が家に来てから、一度風邪を引いた。
エイズキャリアで、免疫力が弱いため、なかなか治らなかったから、今はとにかく体調管理に気をつけて、エイズの発症がないように過ごさせる。
私がヨーリーに、いつも「我が家に来てくれてありがとう」と伝えると、鼻を舐めてくれるそんな猫。
長生きしてほしいと願うばかり。
#