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「インタビューする/される」ならば結果として...
この投稿は インタビューしあうAdventCalendar2020 18日目の投稿です。「インタビューしあう」 については、アドベントカレンダーの説明をご覧ください。
話し手としての経験
年末恒例のインタビューセッションに参加した。今年はたいして話したいこともないからなーとか思いながらもテーマは例年通り「2020」に。ボヤーっと話しはじめた。
15分程、聞いてもらっている安心感の中で好き勝手に私の2020年の様子を話す。話しているうちに「今年、コロナもあって色々変わっちゃって大変だったけど、なかなか良い年だったんじゃない?」という気になってきた。
毎度、このセッションで気付けることは、ターニングポイントとなった判断。今年は8月のプライベートな件での一つの判断が私の世界を変えてくれたことが明らかになった。3年前に初めてこのインタビューをしたときは、退職の決意、長い夏休み、開業の大変化の1年のきっかけが5月の連休明けの寝ぼけたような呟きだったことに気がつけた。
特にテーマを絞らずに「この1年」というテーマで15分間、インタビューされて話を聞いてもらうならば、ターニングポイントに気がつくことができるという発見。
聞き手としての経験
このセッションは話し手と聞き手はそれぞれ異なる経験をする。役割を交代して聞き手もやらせてもらった。相手である話し手は、話したいテーマを決めて話してくれる。
相手が話してくれたことは私にとっては意外なテーマで、興味半分で聞いていいような話題でもなさそうだけど淡々と話す彼女はいつも通りだった。そんなところが付き合いやすくて好きだなーと思う一方で、聞いているうちにネガティブな感情に鈍い私だったらどう表現するだろう?とかが気になってきたり。
結局、聞き手としてインタビューに参加すると、人の話を聞き、その人を観察しながら、自分の見方、聞き方、感じ方の傾向を確認しているのだ。
コミュニケーションのガイドラインが支援してくれること
このインタビューセッションは、3つのパートに分かれていた。このパートに区切ったガイドラインに沿って話す・聞くことが緩やかに奨励される。
1. インタビュー本編
2. インタビューのふりかえり
(1、2を役割を交代して繰り返し)
3. フリートーク
フリートークでは、インタビュー内、ふりかえり内で気になったところに自由に語る、聞く。1、2である程度「今は誰のターン」「今は何を話す時間」が決まっている中で情報交換した上でのフリートークは、短時間でも充実感たっぷりの濃密なものになった。
今回の相手は数年間様々な活動でご一緒した仲で、今年も画面越しには何かと顔を合わせてはいたが私の方の事情もあってこの1年は一緒に作った場が少なかったことにインタビューするとなって改めて気がついた。
それぞれどんな時間を過ごしたとしても、お互いに棚卸しして共有して、ゆるいガイドラインに沿って話すことを定例化することで、コロナ禍で会う機会のない間、画面の向こうで見ていた相手が生身で生きてきたんだなって実感できたし、2人の関係性のふりかえりまでできちゃったのが今回発見したインタビューの新しい面白さだった。
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