SOA Exam P: Probability対策でやったこと
メモ書き程度ですが、SOAの試験対策で具体的に何をどれくらいやったのか、何かの参考になるかと思い書き記すこととしました。SOAの解説は(今後追記するかもしれませんが)記載してません。
またExam P自体も、後述の通りほとんど問題がパターンで、サンプル問題も十分な量が公開されており、さらに内容も大学1、2年生程度の確率・統計学で十分に対応できるので、特段ここでは解説しません。(要はサンプル問題を見ればほぼ全て察せるということです)
受験時期
2019年3月のCBT受験
受験時の前提知識
・日本アクチュアリー会正会員、CERA保持
・日本アクの数学の試験は8年前に勉強・合格し、それ以降は特に勉強せず
・TOEIC 825
勉強教材
SOAのホームページに掲載されているサンプル問題集のみ
(問題)https://www.soa.org/globalassets/assets/Files/Edu/edu-exam-p-sample-quest.pdf
(解答)https://www.soa.org/globalassets/assets/Files/Edu/edu-exam-p-sample-sol.pdf
勉強時期・総時間
・2019年1月~3月
・おおよそ100時間~150時間程度
試験について諸々
30問程度の小問が出題され、おおよそ70%の正答率が合格水準となります。
受験料は$225です(高い!)。しかも2020年から$250に値上げされます。https://www.soa.org/education/exam-req/syllabus-study-materials/exam-and-module-fees/
問題文は全て英語です。たまに必要以上に凝った問題設定がありますが、基本的には読むのに苦労することはありません。ただし、一般的な統計学に関する英単語(distributionとか)はある程度知っておく必要があると思います。とはいえ、辞書引きながらサンプル問題集やっていればじきに覚えてくるので、特に身構える必要はありません
試験はテストセンターで受験します。東京ではお茶の水にあります。
試験では関数電卓が使用可能ですが、その銘柄がかなり詳細に指定されています。受験前にご確認ください。https://www.soa.org/globalassets/assets/files/edu/edu-rules-reg-instructions.pdf(9. Calculatorsをご参照)
ありがたいことに試験終了時点で自分が合格水準かどうか教えてくれます(Preliminary analysis)。正式には8週間程度待つ必要がありますが、その場で結果がわかるのはうれしいですね。
その他一般的な事項はSOAのHPにだいたい記載されています。細かい不明点は直接私に聞いてみてください。
https://www.soa.org/education/exam-req/edu-exam-p-detail/
雑感
日本アクチュアリー会の数学の試験と比較すると、出題される問題はパターン化されており、ほぼサンプル問題集の雰囲気の問題がそのまま出題されます。分野は違いますが、TOEICに近い感覚をイメージすれば良いと思います。
従って、日本アクチュアリー会の試験と比較してとても対策しやすいです。SOAのサンプル問題集を2周もすれば、対策としては十分だと思います。
もし万全を期すのであれば、Coaching Actuariesというオンライン教材を用いて、自身のレベルを測ることができます。https://www.coachingactuaries.com/
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