ことばという、力。
滴るような緑の美しい季節ですね。
レポートですべて自分を絞り尽くしたと思ったら
月のものが来て、こんこんと眠りつづけました。
こんなふうに、空っぽになったときに沁みてくるみどり。
みどりは、わたしたちにほんとうに栄養を与えてくれると感じます。
微細なレベルのそれは、わたしたち人間と植物たちとの聖なる約束のひとつ。
わたしたちがみどりを見ることが、みどりにも栄養になることを、知っていますか。
創造的な活動は、何かを生み出そうとうんうん頑張ってもいいんだけど、時が満ちて、あるときスルッと生まれる、という在り方もあると思うのです。
いま、ある曲に歌詞をつけようとしているのですが、それがなかなか、なのです。
そういうときは頑張らずに、ただその曲といる…。
その曲といっしょにいることを楽しんでいたらいいかな、と思うのです。
それにしても、人間の声というすばらしい贈り物の精巧さには感嘆させられます。
ことばが、本当の意味で誰も傷つけず、最善に揃った使われ方をしたときに、わたしたちが持てるであろう、力の大きさを感じずにはいられません。
そうあれますように。