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2025年「あけおめ」「ことよろ」はどのSNSで言おう問題
今回も前回に引き続きSNSの話。Metaの短文投稿サービス「Threads」(スレッズ)が、12月27日から29日までの期間限定で渋谷にそば専門店、その名も「年越しそばをすすれっず by Threads」を開きました。
要は公開イベントで、「お題に沿った投稿をThreadsにすると、そばが無料でもらえる」という趣旨。編集部は渋谷にあるため、自分も立ち寄ってみたのですが、無料とは思えないしっかりとした年越しそばが出てきて、圧倒されました。
取材をしてみると、Threadsとして、このような誰でも参加できるイベント(とくに飲食を提供するなもの)は世界でもあまり例がないようで、Meta広報によると「注力地域である日本ならでは」とのこと。
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Metaによると日本に絞った具体的な数値はないものの、2024年12月には全世界でのデイリーアクティブユーザーは1億を超え、日本はその中でも「利用が最もアクティブな国の1つ」だそう。
Meta自身もThreadsを「テキスト共有アプリ」と表現していますが、蓋を開けてみると、Instagramをベースに設計されているからなのか、画像の投稿もかなり伸びているそうです。
ただし、ビデオリサーチが10月に発表した調査結果によると、国内の利用率の高いSNSは、X(旧Twitter)とInstagramの2強で、ThreadsやXの代替サービスとも言われる「Bluesky」などはランク外といった具合。
そんな中、先週は国内SNSの老舗ミクシィが「mixi2」を発表。自分も含め、「新しい物好き」はこぞって使い始めています。
ただ、こうも投稿する先が多いと同じ内容を投稿するにも手間がかかるのは事実。結局は「どんな人とつながっているか」というソーシャルグラフの強いところを使うようになるでしょうが、各社どんな特色を出してくるか2025年も注目したいと思います。
本稿はBusiness Insider Japanのメルマガ(無料)用に用意したコラムを加筆・修正したものです。Tech Insiderでは毎週土曜日11時にその週のテック記事振り返りレターをお送りしています。ぜひ、ご登録ください。