私は空想に逃げることを止めた。その結果をどう捉えるかは私次第。
学生の頃は、物語に夢中で、早川書房の文庫本を買い漁っていた。
今も続くグインサーガとか。もう読んでないけど。
ファンロード大会で栗本薫氏と楽屋裏の階段ですれ違ったのはとても懐かしい思い出。旧姓の頃のお話。
結婚してからも少しの間、小説を読んでいたけれども、子育てに追われて全く読まなくなった。そしていつしか、現実にしか興味が向かなくなって、自己啓発本に手を伸ばすようになった。
昨日、書店で早川書房の棚を見ていた。手に取るけど、読む気にはなれなかった。
今は本当に、小説の世界から遠いところにいるなぁ、と感じた。
私自身が私を物語から遠ざけているからだ。
ずいぶん前に、「何で、やることがたくさんある時に限って、本を読んでいるんだろう。物事がうまく進んでいないのに、私なにやってるんだろう。」と思ったことがきっかけで、嫌なことから逃げるために漫画や小説を読む、というクセに気がついた。
だから自分から小説を遠ざけた。
遠ざけたら、いつの間にか小説が読めない頭になっていた。
それを悲しいことと受け止めるか。
仕方のなかったことと受け止めるか。
だからこそ現実に向き合って、前向きに生きられているとするか。
色んな事を思う人がいるだろう。
でも、これも、私次第、なのだ。
出来事は出来事でしかない。意味はない。
本人の捉え方ひとつで意味が変わる。本人次第なのだ。
私は、空想に逃げることを止めた。
その結果をどうとらえるか、私次第だ。
いい悪いはないのだ。
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