1鷹、2鷹、3も鷹 雪解けのカルドハイムドラフト【BO1専用】【私はこれでミシックになりました】
※全文無料です!役に立った方のお気持ち受付中!
遂にリリースされた新セット!カルドハイムドラフトしてますか!?
スタンダードに氷雪が入って、各種ギミックもすごく楽しいですね!
・氷雪マナのユニークなカード
・マルチカラーの強力なカード
・予顕、誇示でマナスク、マナフラに適応
色々楽しい要素満載ですが、散々負けて出た結論は…
飛行しか勝たん!!
でした。
今回は俯瞰図的なものではなく、鷹デッキについての記事になっています。
内容としては、ざっくり以下の通りです。
・白系アグロデッキで殴りたい
・プレミアドラフト(BO1)での成功体験談
・初心者向けではありません
見たら取る!
負け越し続きのひどい成績だったものが、この方法が自分の中で確率されてからは勝ちまくり、ミシックまでたどり着くことができました。
久しぶりのミシックに歓喜!
2か月ぶりのミシック到達!
そしてその白系アグロを3行にまとめるとこうです。
・鷹!鷹!鷹!土地は13枚!
・2色目はなんでもいい
・1-1、初手に弱いコモンを取る勇気
最初は本当にどきどきしながら、大丈夫かと不安のままピックしていましたが、今は慣れてきて流れがわかってきました。
目の前に置かれた強力なレア・アンコモンを横目に、白のコモンから入るドラフトのスリル、うまくいってしまうと病みつきになります。
軌道に乗ってからは勝ち越し続けていて、こんなことは初めてかもしれない上振れっぷりで、ジェムに余裕を持たせたまま今月を終えようとしています。
10連勝ち越しはホンモノ!?
■氷雪の世界
何はともあれ導入は概観から、このピックが成り立つこの氷雪環境についてざっくり触れていきます。負けて覚えた記憶とも言います。
※私個人の認識です!
・地上が堅い
3/3ドロー付きの狼が予顕の効果で3ターン目に出てきたり、破壊不能能力を持ったトロールがいたり、地上はすぐに攻撃しづらくなります。
《神の間の守護獣》は最速4ターン目に出てきてしまうのにタフネス6もあり、本当に突破できません。
地上が睨みあう展開になりやすく、飛行付与+1/+0増強の《鴉の翼》は非常に役に立ちます。(ここ重要)
・英雄譚が強い(青白以外)
マルチカラーのカードが強いのはいつものことですが、今回の英雄譚は圧倒的なパワーを持っています。これがないとデッキが締まらず、なかなか勝てません。
コモンの多色土地があるので3色目まで手を伸ばすのは比較的容易ですので、頑張ってタッチすることもよくあります。
特に緑ではマナサポートが豊富なため、各色のマルチカードをふんだんに盛り込んだ氷雪多色デッキのデッキパワーは群を抜きます。
・予顕から始まるゆっくりな展開
ゼンディカーでは2マナからクリーチャー展開してナンボでしたが、カルドハイムでは予顕のおかげで2ターン目は予顕するだけの展開が非常に多いです。じっくりと強いカードを叩き付けに行く空気感、あります。
白系アグロはこの遅めの空気に付け込んでいく魂胆ですね。(ここ重要)
・氷雪土地を取り合う(平地以外)
多色化して、強力なマルチカラーのカードを多く採用していくことがデッキパワーを上げる近道なので、氷雪土地は大人気です。自分が氷雪に行きたくても氷雪土地が一切流れてこないという展開もよくあります。
使い道の少ない氷雪平地だけはよく流れてきます。
白自体のカードパワーも他の色に比べて若干低く、あまり人気がありません。(ここ重要)
いやぁ全然勝てませんでした。氷雪土地のこともあって座る席に左右されるとか、そもそもコモンが弱いという話も聞きましたが、本当にその通りだなと。相手の英雄譚の強さに吹き飛ばされてばかりで心が折れそうでした。
堅ぇんだよぉ…
どれもこれも強すぎる!
■気づき①
そんな中、初めて7勝したのがこちらの緑白。レア無しです。
やる前は弱そうでやばいな…と思っていましたが、あれよあれよと勝ち進み気づけば7勝までたどり着いていました。
3/3狼や3/6猫で地上を止めながら、とにかく飛行で殴り切っていた恰好。
あれ?もしかして飛行だけあればいい?
と思うも、なかなかここまで4/3/2天使の《確固たる戦乙女》をピック出来ることもなく、また負け越しの日々へ…。
■気づき②
その後ほかの方の配信などで赤白軽量アグロを見かけて自分でもやってみたいと思いながらもなかなか機会に恵まれず。しばらく時間が空いて十数回のドラフトを経て、ようやくまた飛行を使う機会に恵まれました。
そして、結果なんと7勝することができました、しかも2連続で…!
デッキは順に以下です。
どっちも《ファーヤの報復》入っとるやんけ!?!?!?
ではなくて、(もちろん滅茶苦茶に強いですが)毎回引くわけでもなく、+2/+0インスタント《悪魔の贈り物》と二段攻撃インスタント《ケイヤの猛攻》の組み合わせで《エンバレスの宝剣》さながらの2桁ダメージを叩き込んだり、今回のバーランこと《戦角笛の一吹き》で全体強化して押し切ったわけです。
やっぱり要は飛行でした。
そして軽いこと。
この白黒で土地の枚数も順に15⇒14と減ってきています。
BO1補正をがっつり利用していくわけですが、現在は13枚がちょうどいいという結論です。イコリアのサイクリングデッキみたいですね。
マリガンは一気にマナスクするという噂を聞くも、意外とやれる印象。今は変わったのかもしれないですね。一方12枚まで減らすと急にマナスクしました。
半信半疑だった白系アグロが、ここで一気に確信を得ることになりました。
赤に軽くていいカードが多いので、赤白が最も試行回数が多いです。
(ただ赤白では未だに7勝できず…なんでや!)
■デッキについて
まずはサンプルから。実際に出来たものではないですが、これをゴールにイメージしてピックしています。2色目はあくまで補助要素。とにかく白に寄せることを意識しています。
ここではアンコモンは以下の3枚を入れています。
《クラリオンのスピリット》《堕ちたる者の案内者》《霊体の鋼》
平均コストは 2.2
・個々のカードについて
それでは個々のカードについて見ていきたいと思います。
まずは白だけ、二色目は次でまとめます。
このデッキの主役、鷹君です。
こんなんなんぼあってもいいですからね!
攻めてヨシ、守ってヨシのこれはもうレアのカードパワー。
見たら取ります。今のところ最大5枚。
4/3/2飛行の天使と一緒にいるときだけは、天使を取ることも。
なぜか鷹君は一周することもぼちぼちありますから…
最初はアンプレかと思っていた僧侶です。鷹を強化します。
警戒は何気に便利で《鴉の翼》やオーラで強化して殴れる状況は意外とあり、思いのほか攻守で活躍するやり手。(期待の低さ)
貴重な飛行クロックと化す不思議オーラ。
トークンがしっかり飛行を持っているのが非常に強い。
鷹か2マナクリーチャーにつけて適当に殴った後に除去されて、このトークンがいい感じで継続してダメージをできるのが強みの一つ。
これもたくさんほしいカードですが、自分以外は基本的に欲しがらないので、1周させて後半でピック出来るのがベスト。その雰囲気を感じ取ったときは気持ちいい瞬間の一つです。
雑に絆魂を持っている今回の熊枠、これにオーラを張っているだけで勝ってしまうこともあります。
全体の線が細い中、ここで得られるライフはたとえ2点だけでも貴重な存在。ライフレースを有利に運んでくれるので、これも2枚以上あると安心感が違う、頼れるやつです。
やっぱり2回ブロックできるのは強く、しっかりクロックとしての役割も果たしてくれる、これも攻めてヨシ、守ってヨシな貴重な2マナ域。
2枚目は若干迷います。
中盤の貴重な戦力のペガサス君です。除去を打つかどうか絶妙に迷う存在なため、こそこそ2点ダメージを入れていくナイス馬。
装備やオーラを多めに使う関係から、置物のコスト軽減能力も地味に効いてきます。2体並んで《鴉の翼》や《金脈のつるはし》が0マナで出せることも。
1-1のピックでこのペガサスから入ったこともあります。
レアの飛行には席を譲りますが、やれる子です。2~3枚あっても大丈夫。
今回の白のタッパーは誇示能力で攻めてる時だけ!
青のアンコモンになんでもタップできる、アイシーこと《氷縛りの柱》があるので、白は控えめになっているようです。
1枚は欲しいけれど1枚で十分です。いくらでも流れてくるので前半にはピックしたくないところ。このデッキのようなアグロでしか使えないので、取り合うことはありません。
相手の大物を1度だけタップしてどけてくれれば十分で、後は飛行で押し込むイメージとなります。
安心と信頼の万能除去オーラです。
あたりまえですがいくらでも欲しいので、普通に見たら取るのはいつものドラフトと同じです。
今回のこいつはパーマネントに貼り付けられるので、厄介な置物対策に使えることを忘れないようにしましょう。
主に《氷縛りの柱》のことですが、さらに稀に土地の場合もあるでしょう。
2マナ3/2飛行天使、破格!!強すぎるな?
飛行3点クロックが弱いわけもなく、これが取れていると安心の1枚。
これも何枚あってもいいくらいですが、どの白を使うデッキでも取り合う形になるので、早めにピックしておく必要があります。
4マナで2アクション取れることも多々あります。速度で差がついているのが肌で感じられますね。
すげぇパワーの持ち主です。自慢するだけのことはあります。
5/5以上になることもしばしば。
よく流れてくるので、2枚はいらないですが1枚は拾っておきたいところ。
《鴉の翼》をつけて殴り始め、誇示を使いながら疑似警戒で攻守ともに仕事をしながら押し切る展開もよくあります。線の細いこのデッキでサイズ問題を解消してくれる貴重なフィニッシャー枠です。
バーランこと、白によくある全体強化です。
これも1枚は押さえておきたいところ。
並べまくった鷹やスピリット、棒立ちしている僧侶に役目を与えましょう。
予顕によって3マナで唱えることができれば、誇示と合わせたりと2アクションにつながることもよくあって本当にありがたいです。
フィニッシュで打つことが多いですが、ブロッカーが出てくる前に早めに使って次のターンあたりで勝てるようにライフを詰めるように使うのも大事なポイントです。
気持ちいいときに打つ! これです。
重めなのでサンプルにはいないですが、守護獣の猫パンチも強いです。
軽いカードがあまりとれなかったときに頼れるアタッカー。
警戒で攻守ともにこなすので、実質2枚分です。
相手がこれを対処できずに勝ってしまうことも。
《鴉の翼》を装備すると本当に手が付けられない存在になります。
フライング猫パンチで無双しよう!
なお、以下の2枚は使わないのでほぼ取りません。
・《鉄の評決》
タップ状態のクリーチャーにしか打てないので、攻めるこのデッキには全く合いません。
・《巨大雄牛》
《巨大な鋤》と組み合わせて使いたくなりますが、除去に弱くなり、雄牛単体で攻撃に行けずに仕事ができないので使いません。
※置物破壊とライフゲインは割愛
そして無色の装備についても。
この飛行で勝ったゲームは数知れず。2ターン目に設置することもあれば、手札に温存して突然飛行で殴りだすなど、タイミングは様々。
パワーが1上がることで、トークンたちでも十分な戦力になるすごいやつ。
ゼンディカーの初回装備コスト無料に体が慣れすぎていたせいか、初見では飛行付与にしては重すぎると思ってましたが、今では2枚までは平気でデッキに投入します。
取り合いになるのでなるべく見たら取っておきたいベストカードの一つです。
鷹につければマナ加速がすごい、便利なピッケルくん。
装備コストが軽いのがいいですね!鷹やペガサスに付けて延々と宝物を産み落としていくと2アクション取りやすくなってテンポよし。
または地上クリーチャーに付けて1サイズ上げて押し込んでいくことも。
《鴉の翼》の方を優先しますが、チャンスがあれば1枚とっておくと便利です。
■二色目について
・赤
軽いカードが多く、《猛り狂い》で押し込んでいくのが非常に楽しいベストパートナーです。《猛り狂い》は本体火力!《悪魔の稲妻》より優先してピックします。
サンプルには入っていませんが、《首折りの狂戦士》も予顕してきた相手のライフを一気に詰める、優秀な一枚。《ドワーフの援軍》と合わせて頼りになる戦力です。
《拷問者の兜》は本当に小回りの利く装備で、ブロックされたら1点ダメージなので、絆魂より早く、トークンなどに付けて押し込むことも多々あります。
・黒
黒は速度よりも粘り強く攻めることができます。
《冥府のペット》は初見ではアンプレと思っていたのですが、貴重な追加の飛行戦力で、サイズも上げられると思いのほか殴れる。
《残忍なドローガー》も威迫で攻めやすくなり、《悪夢の贈り物》と合わせて相手の生物を2体除去する展開もあります。
4マナに確定除去がありますが、それよりも軽いカードを。
・緑
強化が豊富な緑では、鷹のバックアップ手段がより多くなります。
《護衛の林歩き》は《掟綴りの僧侶》の役割を1枚でこなす使いやすい存在です。
+2/+2強化オーラ《蜘蛛化》もあるので、1ターン目鷹⇒2ターン目に強化、という展開にかなり期待が持てます。
格闘はデッキ内の生物のサイズが小さく、若干評価は低めにしています。
まだあまりできていないので、今後やっていきたいサブカラーです。
・青
追加の飛行と軽量除去が豊富な青です。
《煙霧歩き》は飛行なうえに硬く、相手に最も出されたくないカードです。
これはまだ1度しかできていないので、今後色々試していきたいと思います。
唯一の青体験はレアの馬入りで7勝
■ピックについて
これは本当に勇気が要りますが、初手はレアには目もくれず、
出来れば白、なければ2色目で使いやすい軽いカードを取っていきます。
最終的に27枚必要になるので、無駄なことはできません。
最初から一直線に白だけは決め打ちです。
このあたりを意識しています。
1. 飛行クリーチャー最優先、鷹こと《戦場の猛禽》は見たら取る
2. 1パック目は白のアグロ系のカードは取り、
白を枯らしていくことを優先する
3. 2パック目以降は白があいていることがわかったら、
弱めのカードは1周して戻ってくること期待して、他の物を取る
※特にオーラ等の強化カードは流す
《決死の武勇》《霊体の鋼》《掟綴りの僧侶》
4. 飛行増員のために《鴉の翼》は欲しい、2枚あっても全然いい
5. 全体強化の《戦角笛の一吹き》も取っておきたい
6. 2色目は何でも構わない、軽いか飛行かが優先
7. 2色目は必要枚数が少ないので、最後までどの色に着地するかわからないので注意。可能性をつぶさない。
27枚デッキに入れるんだ、初手から無駄にはできないぞ!(2回目)
突撃する鷹の群れ
■プレイについて
1ターン目に鷹を出し、2ターン目からパワー3で殴るのを理想とします。
ここで《傑士の武勇》は除去されても飛行クロックが残るため、本当に頼りになります。常に飛行が攻撃し続けていることが理想です。
多少返しの攻撃で受けるダメージが多い場合でも、殴れるときは殴っておいたほうが、最終的にチャンスが生まれやすいです。
最後あと2点足らず、あの時殴っていればと思うこともしばしば。
攻撃のチャンスは逃さないようにします。
マリガンについては、無理に1マナ域を探すことはせず、よほどのことがない限りしません。線が細いので、1枚の差が大きいです。
鷹はナカティル
■土地少ないけど?
きっちり5マナ目まで伸びることもしばしば、当然2マナで詰まって負けることもあります。平均コストが低い点ももちろんありますが、感覚値としては土地17枚でやっている時と変わりありません。
初手に2枚の土地があり、2色なことがほとんどです。
これが補正ってやつですよね。
1マナ域を考えると序盤は平地2枚が望ましいですが、そこまで欲張ったらいけないですよね…。この結果からだんだん平地の枚数が増えていきました。
ちなみに初手に3枚土地がある場合、平地1枚に2色目が2枚というケースが本当に多い。なぜなのか。
そして稀によく7マナまでスムーズに到達します。
デッキ内の土地半分引いてるんですけど!なんでやねん!
■おわりに
最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
まだまだ鷹確保していきたいので、引き続き気づきがあれば更新していきたいと思っています。
全然飽きないし2色目のパターンも色々試したい!
おかしなところは存分に指摘していただけたら嬉しいです。
カルドハイムドラフト、楽しんでいきましょう!
Twitchでドラフト配信していますので、良ければ遊びに来てください^^
https://www.twitch.tv/youknow0309
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