たいふう〜
昨日からずっと、<明日は台風だから>を枕詞につけて買い物やらお洗濯、お布団干しなどをやりまくり、ぜったいに明日は外に出ないでいいようにとひきこもる作戦を立てていたのにいざ当日起きてみると外は晴天、雲の流れも穏やか。雨も風も午後からだっけとiPhoneの天気予報を見てみるとあと2時間くらいしたら雨のよう、セカンドオピニオンを! とわざわざパソコンを開いてヤフーのものぞいたらやっぱりなんだか「今はまだ耐えてるけどもう降る、超降る」みたいなことを教えてくれたので今がチャンスと夫に頼まれていたおつかいにだけしゃっと行ってしゃっと帰った。今日も全身にドライヤーの熱風吹きかけられているような暑さ。あーでもやっぱり風はいつもよりあるなあ、と思いながらの帰りしな、そこかしこで洗濯物のかかっている様子を見、もう雨降んのによう干すなあ、だった。ふうむわたしの中途半端な関西弁はこういうちょっとだれかやなにかに「どう思ってるんかしらんけど」みたいなニュアンスの物事を、伝えるわけではなくぼそっとつぶやくようなときによく出てくるなあ。えっと、で、帰って、そのあとはぜんぜんおもしろくないアニメをBGM代わりにタレ流しながら昨日大量に購入した食材で今晩のとお弁当のと、作り置き用の料理を無心で作っていた。ひととおりおわって、ふうとソファに腰を下ろしなんとはなしに窓を見るとおやまだ晴天、もうすぐおやつの時間、雨はどうしたとiPhoneとヤフーとテレビのニュースとをチェックしてみるけれどやっぱり雨の予報で、でも外は嘘みたいに晴れていて、なんだか悔しさがふつふつと湧き上がって洗濯機を回した。ごく少量だったので下着以外はハンガーにかけて外に干した。そうしたらすーぐ、風がびゅんびゅんと吹き始め、洗濯物はなにかに取り憑かれたみたいに踊り狂い、隣の家のベランダまで飛んでいきそうな勢いだったのでものの5分で取り込む羽目になった。こういう、振り回されて結局あーあ、ってなるときは自分のなかのIKKOさんを呼び出して怒りを沈めるようにしている。4文字でぶりぶりとなにかチープな呪詛を吠えればなんとなく落ち着く気がする。今日はいいのが思いつかなかった。
洗濯物、風のおかげで半分くらい乾いてた。