【ウァッチャネー】アメリカ英語を聞き取る方法。
著者:ゆうき
世界で通じる英語。今や世界共通語となり多くの国で通じ、日本では外国語=英語という構図まで出来上がっています。
そんな英語で外せないのはネイティブ英語。
ネイティブの英語とまとめても多種多様。英語をネイティブとして話す国はイギリスに始まりアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなど多くあります。
そしてもちろん国によってその英語は変わる。
日本の狭い国土の中でも東北弁、標準語、大阪弁がある位です。
イギリスからアメリカに渡ったら英語は変化し、オーストラリアでも独自の変化を遂げました。
そんな多くある英語の中で最も憧れるのが「アメリカ英語」
日本人にとっては最も聞き取りにくい英語に一つ。
しっかり発音してくれるイギリス英語と比較し略されるアメリカ英語、単語を飛ばしたり一瞬しか発音しない言葉だってあります。
そんな英語の発音を英語教師資格TEFL・TESOLを持つ著者が解析!
アメリカ英語の基本、Phonics
アメリカ英語に限らず「英語」の発音の基本となっているフォニックス(Phonics)
全ての英語の言葉を発音するにおいて、勉強必須な物となっています。
そんなフォニックスはアルファベット26文字に全て、、以上にありなんと44個あります。
44の理由、それは簡単。
例えばアルファベットの「C」を単音で発音するとします。これには2つのフォニックスがあり、「c」の音と「s」の音があります。
例:
Cookingの場合は「c」の音
Juiceの場合は「s」の音
この2つの音を「Hard(強い)」発音と「Soft(弱い)」発音に分けています。Cookingの場合のCを強い発音、Juiceの場合のCを弱い発音と教えられるので、これは覚えておきましょう。
この様に2つ以上の音で発音できるのはCだけではありません。
アルファベット1文字に限らず「Th」の場合。
例:
Thinkingの場合の「Th」はSoft(弱い)発音
Thatの場合の「Th」はHard(強い)発音
日本人が苦手なTh、これにも2つの発音があります。
ThinkingやThank you、Bothなどに使われているThは息を抜く様な弱い発音。ThatやThisの場合はしっかりとThを発音する強い発音に分類できます。
ネイティブはこのフォニックを幼少期に勉強しているのでネイティブの発音になる。逆にこれをマスターしたバイリンガルも限りなくネイティブの発音に近くなる事も可能。
英語の勉強で一番基礎ですが、マスターするには最も難しい分野と行っても過言では有りません。
つなげて発音する?
英語ネイティブは「つなげて」発音する癖があります。特にアメリカ英語をしゃべる人はなんでもかんでもつなげて発音する。
これを「Connected Speech」と呼びます。
英語教師はなるべくこれを避けるようにトレーニングされますが、それでもネイティブとしゃべる場合はConnected Speechは欠かせない。
逆にこの喋り方を聞くことに慣れないと、いくら英語を勉強しようと聞き取りは不可能。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=_YgqROO4BYw
英語を勉強する上でかかせないのがアメリカ・イギリスの大統領・首相のスピーチ。
根っからのアメリカ英語が堪能できます。
これが聞き取れれば問題は無し!
これで分かるのは「Connected Speech」がいかに英語学習者にとっては理解しずらいかという事。It is を It’s にする事はまだ分かる。ただ発音上はそれどころじゃない。
英語の先生の英語は聞き取れるのに、他のネイティブの英語が聞き取れないその秘密も全てこのConnected Speechが原因。
こちらの動画を御覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=6xQv_73acso
そう、途切れ途切れの英語からスムーズに流れるような英語にする為にこのConnected Speechが使われています。
ネイティブはもちろん、意識しないで出てくるのですが、つなげすぎている人もいるから聞き取りにくい。
上の動画でも紹介されていた例:
Play Fair:pleifair(プレフェアー)
See Them:seethem (シーデム)
Cheap Prices:Cheprices(チープライシス)
Gas Station:Gastation(がステーション)
One Mile Away:wa-nmai-luh-way(ワンマイラウェー)
About it:uh-baw-d’t(ヴーバーゥディット)
こんな例が挙げられていても最後の2つは言われてもわからない!という方。大丈夫です、みんな分かりません。
この例の右側を少し声に出して読んでみてください。もしくはその更に右側のカタカナでも良い。(カタカナは発音を著者の自己判断で近い表記にしているだけです)
これがConnected Speechという物。
言われてみれば日本語でも無意識に行っていることで、一語一語を完璧には発音していません。
英語の発音はフォニックスに始まり、Connected Speechをマスターすれば聞き取れない英語は無い。
どんなネイティブとも不安無しに喋れるよになります。
分かりにくい理由
ネイティブの発音が分かりにくい理由、それはフォニックスとConnected Speechの両方にあります。
逆にこの2つをマスターしてしまえば、ネイティブの発音を聞き取り喋れるようになり、自分もネイティブ並の英語力を身につけられる。
まずは退屈でしょうが、フォニックスの練習から。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=lU6f9qGusjI
フォニックスを検索すると子供向けの動画が多くなり、やる気が無くなりますが、これは英語学習者向けに作られたビデオ。
1時間半と長いですが、フォニックスの基本をわかりやすく伝えてくれます。
フォニックスを勉強するのって大変。
多くのバイリンガルはフォニックスをそこまでしっかりとやっていない人が多い。なので「普通に話せるレベル」にはなれますが、ネイティブレベルには一歩届かない。
ビジネス英会話では絶対にやらないステップ。通じれば良い、そう割り切っていればこのフォニックス+Connected Speechは不要なステップで、英語学習の上で必須では有りませんが、一応一度目を通しておいても損は無いでしょう。
聞き取る練習法
そして肝心の「ネイティブ英語を聞き取る方法」
これはニュースしかありません。
ニュースは早口でさらに独特な言い回しも多い、ニュースの英語が聞き取れれば通常のネイティブの発音も聞き取れるようになります。(よっぽど田舎の訛りで無ければ)
AP通信の公式YouTubeでは英語でニュースを毎日更新。
情報ソースのみならず、英語の学習にも使えます。
他には好きなスポーツのナレーションを英語で聞いてみる、そんなのも効果があるでしょう。
とにかく慣れるには「ネイティブの英語を聞きまくれ」というのが一番の近道。
すると自然にフォニックスもConnected Speechも身につきます。
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