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終戦記念日に読みたい昭和を振り返る3冊

 終戦記念日の今日だからこそ昭和、特に戦前から戦後を振り返る3冊の本を紹介。

『昭和天皇は何と戦っていたのか 『実録』で読む87年の生涯』
 数年前に発売された昭和天皇実録。それを基に昭和天皇が何を考えていたのかを振り返る一冊です。
 戦争を止めたかった昭和天皇が軍部のクーデターを警戒し思うように動けなかったこと、戦後何十年と経っても戦争を止められなかったことが大きな後悔としてずっと昭和天皇の心に残っていたことの二つは現在の日本人には知っていてほしいと思います。


『令和を生きるための昭和史入門』
 10年ほど前に出た本が元号代わりを機に再出版。
 なぜ太平洋戦争が開戦されたのか、歴代の総理が先の戦争をどう感じているのかなどが書かれていて、これも多くの人に読んでほしい一冊です。


『敗北を抱きしめて』
 この本約20年前に出たものですが、名著です。
 圧倒的な情報量。マッカーサーが、昭和天皇が、そしてあの時の日本人達が何を感じ、何を考えていたか。そういった膨大な量の一つ一つのリアルな情報に触れる度に、涙が出そうな程の感動が沸いてきます。

 戦後74年。あの頃を知る人は少なくなってきていますが、あの頃を伝えるいい本はたくさんあります。ぜひご一読を。

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