言語学大学院生がおすすめする研究に役立つツール
こんにちは。大学院で言語学(日本語学)を専門にしているよーかいです。
最近、同じく大学院生の方々と研究のやり方について話す機会がありました。その時、自分が研究に使っているツールが割と知られていないんだなと実感しました。そこで、自分が実際使ってみて重宝しているツールをいくつか紹介したいと思います。
これから卒業論文などに向けて研究を始めようと思っている方、もしくは研究に実際に携わっている方の参考になればうれしいです。
1. 論文検索ツール
研究を始める際に最も重要なのが、参考文献にあたることです。参考文献の探し方は、図書館に行ったり、教授に教えてもらったり様々だと思いますが、今はネット検索が主流です。そこで、おすすめの論文を検索サイトを紹介します。
鉄板の論文検索サイト。日本語の文献を探すならまずここで検索をかけてみるのが手っ取り早いです。
英語の論文を探すならGoogle Scholarで検索をかけるのが早いです。公開されている文献ならその場でダウンロードできるのも嬉しいところ。
日本語学、国語学の文献を探したいなら、このサイトもおすすめ。Ciniiに登録されていない論文がヒットしたりするので、合わせ技で検索すると参考文献の見逃しが少なくなります。
最新の論文を追いかけるならこのツール。自分の追いかけたいJournalを登録すると、新しい順に論文のタイトルと要旨が見られます。
iOS, Androidともにアプリ化もされていて、設定すると新しい論文が投稿されるたびに通知が来るので、常に最新の動向をチェックできます。
2.文献管理ツール: Zotero
文献管理のソフトは山ほどありますが、自分は「Zotero」を愛用しています。
難しい操作は一切いらず、直観的な操作で文献の管理が可能です。日本語の文献に対応していないツールもちょくちょくありますが、Zoteroは日本語にも対応。
Google Chromeの拡張機能を使えば、上で挙げたCiniiやGoogle Scholar、その他リポジトリ、さらにはAmazonから文献情報をコピー+pdfのダウンロードが可能。
さらに、Zoteroにダウンロードしたpdfファイルを自分の好きなクラウドにアップすることも可能です。私は、ZoteroとGoogle Driveを紐づけることで、論文管理が劇的に効率化されました(こちらのサイトに詳しくやり方を書いてくださっています)。
また、WordやGoogle Documentに拡張機能を埋め込むことで、文献情報を簡単に作成することが可能。書式も多種多様なものから選べます。これで、参考文献情報を書く手間を一気に省けます。
3. 論文まとめ・メモツール: Evernote
参考文献の内容をメモしたり、論文の構想をメモしたりするツールとしてEvernoteを重宝しています。
私は論文の内容を書き出さないと頭に入ってこない派なので、ここに論文の内容をまとめながら研究を進めるのが定番のスタイルです。
ノートブックをスタックにまとめられたり、タグをつけたりできるので、すぐほしい情報を検索することができます。また、デバイス間で共有できるので、出先でもタブレットやスマホから書き込むことで、アイデアを忘れてしまうことを避けられます。特に、タブレット版のアプリは手書きも可能なのが優れモノ。
ここまでが、私が実際使ってみて便利だなと思ったツール達です。他にもタブレットとかパソコンとかガジェット系もあるのですが、それはまた別の機会に。
今後も研究に関するあれこれを書いていきたいと思います!
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