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44)バッグ作りにお勧めなお道具たち
先日のミシンスタジオ体験会。
いろいろなところで取り上げて頂いてとっても嬉しく思っています。
今回はその体験会で使用した、こだわりの材料やお道具たちをご紹介したいと思います。
バッグの布地
まず、一番時間をかけて探したのがバッグの顔となる布地です。
職業用ミシンのパワーを体感して欲しかったので、バッグ作りで定番の8号帆布ぐらいの厚みの布地を探しました。
いくつかサンプルを縫っている間に、小さなお子様にはちょっと固すぎて扱いにくいかもと思いはじめ…8号帆布のウォッシュ加工(洗いをかけて柔らかくしたもの)や8号よりもやや薄い9.5号帆布を探すことに。
ちょうど個性的な柄の9.5号帆布が見つかり、布地はこれに決めました。
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持ち手用テープ(2色から選べます)
持ち手(肩紐)の素材
ナチュラルな風合いに合わせて綿素材を選びがちですが、綿は色落ちがしやすいので既製品ではあまり使用しないのが一般的です。
バッグの定番でもあるPPテープはツヤ感があり今回の布地には合わない。
最終的に綿のように見えるアクリル素材を使用することにしました。
ミシン糸
ミシン糸は定番の60番普通糸でも縫えないことはないのですが、布の厚みに合わせて30番の太糸に。
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(提供:株式会社フジックス)
家庭用ミシンで30番を使うと表面と裏面で糸調子がイマイチになりることがありますよね?
せっかく職業用ミシンを使うので、その違いも体験して欲しくて30番をあえてチョイスしました。
糸の種類はアトリエでも愛用しているシャッペスパンです。
ミシン針
大切なミシンを長く使いたいならミシン針選びも重要です。
実はミシン針には太さだけではなく、用途に合わせたいろいろな種類の針があることをご存知でしょうか?
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(提供:オルガン針株式会社)
今回は厚手の布地に加え、持ち手の部分の段差縫いがあるので、目飛びがしにくいDBx1-NY2という種類のちょっと太め16号を使用しました。
オルガン針さんのサイトでは用途に合わせた針の説明が詳しく載っているのでぜひ覗いてみてくださいね♪もちろん家庭用のミシン針の情報もいっぱいありますよ〜
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提供:クロバー株式会社
便利なお道具
手芸向けに開発されているクロバーさんの製品は、100均などで扱っている代用品とは使い心地がちょっと違います。
たまにしかミシンをしないならそれでもいいと思いますが、最終的に買い直す予感がしている方は最初からぜひ専用のものを♪
わたしはいつも「これ考えた人、天才」って思いながら使っています。
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提供:クロバー株式会社
縫い代を割るときに使用する「コロコロオープナー」
ミンスタ店舗でも大人気の商品です。
今回の体験会で指の力がない小さなお子様でもラクラク折り目がつけられて、きれいなネイルをした人でも安心して使えることも分かりました。
ちなみに私は筋トレしてるし、ネイルもしていませんが…布地の摩擦で手が常にカサカサなのでめっちゃ重宝しています♪
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提供:クロバー株式会社
付け襟を作ったときにも便利だな〜と思っていた長いタイプのヘラ。
サコッシュの底部分の角出しにもとてもよかったです。
目打ちや待ち針で出すよりも時間が短縮できて、何より糸が飛び出してくる心配がないところが最高です。
通常のヘラのより長くて厚みがあるので用途によって使い分けたい商品です。
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提供:クロバー株式会社
こちらはお馴染みの「仮止めクリップ」
待ち針を刺すのが困難な厚手の布地を、しっかり止めてくれる頼もしいお道具。
弱い力で挟めるのに、しっかりと止まるのが本当にありがたい!
とにかく軽くて無駄な突起がないので、ミシンをかけながらどこかに引っかかるストレスがないところもお気に入りのポイントです♪
まとめ
まだまだお勧めのお道具はたくさんありますが、今回はこの辺で…
職業用ミシンを使えるだけでなく、おすすめのお道具たちも使える「ミシンスタジオ体験会」は来年も開催予定です。(詳しくは下のリンクから)
こだわりのお道具を実際に使って、あなたのミシンライフをバージョンアップさせてくださいね♪
最後のおまけに次男が体験会で作ったサコッシュ。
布用絵の具でペイントして更に個性を出していました。
乾かしてアイロン定着させるとお洗濯も可能らしいです。
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あとがき
職業用ミシンのメンテナンスをしてくださったJUKIさんをはじめ、材料やお道具をご提供くださったメーカー様に心から感謝しています。
これが今年最後のnoteになるかな〜
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