43）職業用ミシンを使ったら世界が変わる？
「職業用ミシン」という言葉を聞いたことありますか？
「家庭用ミシン」は知っているけど、アパレル工場にあるプロが使うミシンのことと思っている方も多いかしら。
工場さんにあるミシンは「工業用ミシン」と呼ばれ、もっとパワフルなもので「職業用ミシン」は家庭用と工業用のちょうど中間ぐらい。
どんな人が使うかというと、デザイナーやパタンナーになるための勉強をしている学生から、服飾関係の先生、手芸作家さん、サンプル工場の職人さんなど。
主に一点一点違うものを作る人が使っていることが多いです。
私も文化服装学院に入ったときに両親に買ってもらい、それから30年以上職業用ミシンを使っています。
SL-700EX HY-SPEC
ミシンが苦手〜ミシンの調子がよくない〜とよく聞きますが、
それはその人のせいではなく、ミシンのせいですよね。
職業用ミシンを使えば全て解決するのに！
調子の良いミシンを使えば、ソーイングはもっと楽しくなります。
縫い目が美しく、あらゆる素材が縫える「職業用ミシン」は、まさにミシンの理想形。
そんなミシンの良さを体験していただける場所が、パターンレーベルがプロデュースするミシンスタジオ「minsta」です。
職業用ミシンを5台完備しています
minsta(ミンスタ)には、ハイスペックな職業用ミシンが5台もあります♪
職業用ミシンは本縫いしかできないので操作方法も簡単。
家庭用ミシンをお使いの方なら感覚的に使えるミシンだと思います。
もちろん、針を変えたり、押さえ金を変えたりすることで、拘ればいくらでも綺麗な縫い目にしてくれる職業用ミシンですが、まずは快適な縫い心地を体感することが大事なのかな〜と。
そこで、まだそんなに知られていない職業用ミシンを実際に使って、作品を仕上げてもらいたいと企画したのが「ミシンスタジオ体験会」でした。（前置き長すぎ…）
職業用ミシン体験会
職業用ミシンに興味がある人はもちろん
今までミシンが苦手と思っていた人
まだミシンを触ったことがない人
家庭科の授業でミシンに興味を持ち始めたお子さんなど
どんな人でも職業用ミシンが使える体験ができるように、とても簡単なアイテムを体験会のために考えました。
お散歩トートとサコッシュ
裁断した位置で柄の出方がかわる、デザイナーズ布地で作るお散歩トートとサコッシュ。
厚地も段差縫いも体験してもらえるようにしっかりした厚みの9.5号帆布をセレクトして、持ち手は2種類のカラーから選べるように。
サコッシュの肩紐は自分サイズに合わせて、右肩に掛けるか？左肩に掛けるか？も考えた上で作れるようにしました。
自分で作ることを経験しなければ、材料や使い方について考えるきっかけも少ないですよね。
小学生のお子様に、男性の姿も！
家庭科でミシンを習い始めた高学年のお子様とお母様。
いち早くミシン男子の波をキャッチした男性の方や、一度ミンスタに来てみたかったー！というパターンレーベルのお客様が同じ空間でバッグ作りを楽しみました♪
最年少の2年生のお子様は、普段からミシンをされているお母様にフォローされてほぼ自分だけで完成させていました！今から将来が楽しみですね〜
こちらはミシン初体験のとってもお元気な男性。今回の体験会最年長です！
はじめてのミシンにもすぐに慣れて時間内にサコッシュを完成させ、嬉しそうに斜めがけして帰っていかれたのが印象的でした♪
子育てがほぼ終わったベテラン主婦たち
人生100年時代。
子育てもひと段落して、新しい趣味を見つけたい同世代のレディたち♪
老眼鏡をかけるタイミングで異常に盛り上がっておりました。
ボクササイズ繋がりの奥山佳恵ちゃんたち
今回の体験会で一番大騒ぎだったサコッシュの会。
一緒に参加されるパターンレーベルのお客様が引かないか心配でしたが、すぐに馴染んでいてほっとしました♪
さすがパタレのお客様！許容範囲が広い〜
当日は50分間で裁断から完成までを体験する充実の内容！
私よりしっかりしたゆり先生と共に、完成までの道のりを全力でサポートしました。
この笑顔いいですよね〜
完成された時はみなさんこの笑顔で、こちら側も嬉しくなりました♪
元プリンセスプリンセスの富田京子さん
こちらはプレイベートで交流のあるお二人。
普段ミシンをあまりしない方の意見も聞きしたくてお声がけしたら、お忙しい中ご参加くださって本当にありがたいです！
隣に座る奥様は、藤沢の隠れ家レストラン百武の女将さん
意外にも旦那さまのほうがサクサク縫っておられて、2人で教え合いながら作っている姿がとても楽しそうでした♪
豪華客船「飛鳥Ⅱ」のショーの合間にご予約くださった未稀さん。
まさか船の上からご予約されているなんて誰が想像しましょうか？
当日はパターンレーベルのお客様と一緒に縫い縫いを楽しんでいただけました。
最後は次男の高校時代の友人や美大生たち。
この世代にもソーイングの楽しさを体験して欲しくて、興味がありそうなメンバーに集まってもらいました。
耳を使ったアレンジ
さすがは美大生！
同じ材料の中でも耳を使ったり、バネホックの位置を変えたり、さらに個性をだしていました。
この3日間で60個以上のバッグがこの場所で生まれました。
こうやって見ると柄の出方がみんな違くていいですね〜
どこかでこのバッグを見かけたら
作ったんですね！すてきー！って声をかけてくださいね♪
最後に、体験会に参加された皆さま、
お道具や資材をご提供くださったメーカーさま、
Web Shopの業務の他にイベント準備をしてくれたスタッフたち、
本当に本当にありがとうございます。
パターンレーベルは素敵な人たちの支えで成り立っていることを改めて感じられる3日間でした。
これからもミシンスタジオ"minsta" が笑顔のたくさん生まれる場所に育ってくれたら嬉しいです♪
後日、バッグの工夫点について詳しく書きますね〜
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