30)やっと作ることができた「布地キット」
まずはじめに「ありがとう!」と言わせてください。
前が見えない日々が長かったのでこの言葉を心から言いたいです。
昨日、ご紹介してすぐに完売してしまった「テントドレスキット」
パターンレーベルで新しい布地キットをご紹介したのが実は半年以上ぶりということにお気付きの方はいらっしゃるかしら?
実際に縫って検証済み
布地キットで選ばれている布地は、とてつもない布サンプルの中からわたしが実際に縫ってみて、特ににおすすめしたいと思ったものだけをご紹介しています。
縫いやすさに特化しているもの
仕立て栄えするもの
手芸屋さんでは手に入らないアパレルファブリックを直接仕入れて、作るために必要な接着芯やゴムなどの副資材も入れてセットしています。
抱えている問題
実は去年の夏も新しいキットをご紹介したかったのですが、用尺カットして配送用袋に入るようにきれいに畳んで納品してくれる工場さんがなくなってしまったのです。
国内の縫製工場も少なくなっている今、製品も作らずにカットだけの依頼を低価格で受けてくださる工場さんがなく困っておりました。
お客様からのリクエスト
そんな中、昨年末に新作で出した「テントドレスの型紙」のページでご紹介しているキャメルのワンピースの布地について、キットが欲しいというリクエストを多数いただきました。
理想の布地が見つかる
実は今回のキットの布地は型紙を作るときにイメージしていた布地そのもので、仕入先の見本帳で見つけた時はあったー!と声を出してしまうぐらいドンピシャでした。
しかし、布地を取り寄せようと調べてみるとお値段が高い!
用尺分の3.5m買ったらいくらになるの〜というぐらい怯む値段でした。
数日間、冷静に考えて…(仕入れ価格もすごいことになるので)
既製品でこのクラスのワンピース買ったら2万円は余裕で超える!それを自分で作れたら最高じゃない?と思ったので作ってみることにしました。
実際に縫ってみると縫いやすいんですよ。
アイロンもきれいにかかるし、布の厚みもちょうどよくて。
これならインナー次第で3シーズン着れる特別なドレスが作れるなぁとすぐにでも「布地キット」にしてご紹介したかったのですが…
カットしてくれる工場さんが見つからない問題
3.5mという長い用尺が必要なため高額になってしまう問題
厚みがあるため宅急便送料になってしまう問題
自分たちの手で作る!
私たち(主にスタッフたち)がんばりました!
腱鞘炎にならないように電動カッターを導入し、日替わりでひたすらカットと畳み作業。連日続く中腰姿勢で腰を痛めるスタッフもでるぐらい…
お客様の送料負担を少なくするために、厚みがでない畳み方を何度も試してやっと商品化まで辿りついたのです。
どうしてもこの素敵な布地で作ってもらいたい。
その気持ちだけでスタッフ一同みんなが力を合わせて、やっと作れた布地キット。3.5mというびっくりするぐらい長い用尺へのチャレンジ。
ご紹介と同時に沢山のご注文をいただけて本当に嬉しいです!
在庫がなくなってから「再入荷登録」をしてくださったお客様の数を見て、慌てて残りの布地を買い占めました。
スタッフたちの腰が全員壊れないか心配ですが、皆さまのリクエストに精一杯答えていきたいと思っております。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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