#15 釜山
「21泊22日の長期滞在」(6日目) 海雲台散策、スクリーンで観る坂本龍一氏
映画祭後半になるとイベントも少なくなってくるので
鑑賞作品も減り気持ちにも余裕ができる。
この日はゆっくり起きて
海雲台の散策からスタート。
海雲台には好きな洋服屋があった。
(残念ながら訪れた10月末で閉店してしまった)
モノトーンで展開されている洋服が美しく並んでいるので
着るよりもっと見ていたいブランドだ。
大邱やソウルには店舗があるので
また訪れようと思う。『eunoia』。
ランチは『海雲台チョリャンミルミョン』でミルミョン。
本当はマンドゥ(餃子)も食べたいところだが
1人だと食べられる量に限界があるので今回は諦めた…
1人旅行は好きだけど
この問題は永遠のテーマだな…
食後は本日もセンタムシティへ移動。
『映画の殿堂』の敷地内にゲストのサインが飾られたと聞き
早速見に行ってみる。
開幕式に参加したゲストのサインが写真付きで飾られていた。
イベント期間内に設置してくれるとは何とも嬉しい。
週末には長蛇の列だったグッズ売り場も
この頃には並ばず購入できる。
(売り切れているグッズもそこそこあるが…)
推し活に目覚めたときに
「物を買うのはやめよう」と誓ったものの見ると欲しくなる。
(もともとは収集癖があった…)
見ないのは損した気分になるから見ないわけにはいかない…
今回も実用性のあるものを…ほんの少しだけ買って帰る。
釜山国際映画祭ではお金をかけずに楽しめるスペースがたくさんある。
『映画の殿堂』の隣にある『kofic 映画振興委員会』では
景品のプレゼントやクイズラリーなど行われているが
知る人ぞ知るという感じで外国人の姿は見かけない。
いかに情報を集められるか…推し活の要となる。
展示されているポストカードは好きに持ち帰ってよいので
人気の作品はすぐに無くなっていた。
(後日確認してみたが補充はされていなかった)
友人と合流して会場から少し離れたカフェ『SpaceDanDan』へ。
駅とは反対側なので一気に人通りが少なくなる。
夕方だったのでパンは売り切れ。
ベイクドチーズケーキとラテを注文。
このラテが好みだった。
SNSでよく見かけるお店がイコール美味しいわけではないので
見た目だけでなくコーヒーやデザートがちゃんと美味しいのは
厳選して訪れている者として嬉しい。
しかもこのお店のロゴは「ネコ」。それも嬉しい。
この日鑑賞するのは『Ryuichi Sakamoto/Opus』。
どうしても映画祭で観たかった。
ゲストの予定もなかったが
即完売してしまいチケットをゲットできていなかった。
粘りに粘ってキャンセルを見つけて貴重なチケットを手に入れた。
その空間を共有しているような
穏やかな時間が流れていた。
ペダルを踏む音。息づかい。
「そこに坂本龍一さんが生きている」。
カメラを止めることなくリテイクしているのも良かった。
終映後
一拍置いて拍手が起こる。
映画祭ではほぼ終映後に拍手をおくる。
作品に対して
関係者に対して。
それがとても好きだ。
この作品を鑑賞できて拍手をおくれてとても良かった。