ライブ配信の番組作りで考えたい、コミュニティの話
「noteライブイベントを考えるイベント」に参加してきました!大好きな徳力さんとライブ配信を伝えさせていただいてる玉置さん。気持ちが許せるメンバーでゆるゆるとお話ししてきました。
カエルンさんがイベントの感想を書いてくださってたのでイベントの内容はこちらをご覧ください。イラストが可愛いです・・・!
この記事はライブ配信のコミュニティについて、noteイベントならどうするか、を考えてみます。
僕の思うライブ配信
ライブ配信はリアルで会うより遠く、テキストより近い。この特性を活かして、配信することが大事かなと思ってます。
視聴者と距離を近づけたい場合はスマホで身近に。少し距離を取って伝えるなら番組風に。プロデュースの方法が無限大なのが楽しくて、僕はライブ配信をしています。
3つのコミュニティ形成
この図のどれかに適合する形でライブ配信を中心としたコミュニケーションが行われていると思っていて、プロデュースする人は何を伝えたいのか、どう楽しんでもらうか、を考える必要があると思っています。それぞれについて書いていきます。
単方向
セミナーでよく見られる図式です。地方の方やイベントに来られなかった人に向けて行われる形。アーティストのライブを中継する時もこの形になりやすいです。
視聴者がライブ配信を見るモチベーションは「演者を見たいから」。引きがあるゲストを作ってこのコミュニティを作る場合もあります。
双方向
演者と視聴者がコミュニケーションを取りながら視聴者同士もコミュニケーションを取るタイプの配信です。今回のイベントはこの座組に近かったのではないでしょうか。
チャットで参加者が参加者とコミュニケーションを取り、演者もチャットのコメントを拾ってリアルに展開する。インタラクティブな配信です。
双方向2
演者がいなくても視聴者同士で盛り上がって場が成り立っているコミュニティ形成です。その場でコメントがあって、それも価値になる配信がこれにあたります。
ニコニコ動画のコメントで遊ぶ文化やfacebookのコメントで意見交換が行われたり。海外のDJのライブ配信で視聴者が国をまたいで音楽の感想を書くコミュニティもこれに当てはまります。
3つのコミュニティ形成をどう活かすか
配信する側が何を目的としているかによっても変わりますしプラットフォームによっても変わる。演者のキャラによっても最適なコミュニティは変わる。そうした時、どのプラットフォームを選ぶかはとても重要になります。
例えばニコ生は完全匿名でコメントが流れます。YouTubeは自分のニックネームを開示してコメントができます。facebookはコメントに加え、いいねなどスタンプが送れます。SHOWROOMやポコチャ、17は星投げや課金時の演出が派手。つまりプラットフォームによって出来る事が変わるのでコミュニケーション方法が変わってきます。
このようにプラットフォームが違えば視聴者同士、演者と視聴者のコミュニケーションも変わってくるので、配信するコンテンツに合わせて選択、配信内容も合致する形に調整する必要があります。
更にプラットフォームによって画質や音質も上限が違うのであわせて考える必要もあるかなと思ってます。
というわけで......「YouTubeが配信に適切か」「画質と音質どちらを優先するか」という問いには頭を悩ませたのでした笑
配信内容を考える
プラットフォームに加え、演者のトークや企画によってもどのコミュニティが形成されるかは変わってきます。コメントを凄く拾う番組は単方向もしくは双方向になるはずです。
双方向2は視聴者同士がコミュニケーションをし始める事によって形成される場合があります。ということは双方向2を目指したいと思ったら視聴者同士がコミュニケーションを取る理由や呼び水を投げかける必要があります。
僕自身の例だとかつて担当していたニコニコ生放送で、単方向だけの番組があり、演者が疲れていました......(タレントさんの番組はタレントさんのファンが見るので必然的に単方向になりやすい)
そこで、双方向2を作るために運営コメントの機能を使って視聴者とコミュニケーションを取るようになり、「合言葉」や「お決まり」を作る事によって、最初は双方向に。そして双方向2になるように番組の舵を取りました。
最終的には演者も喜んで双方向の形になったのですが、単方向は視聴者の人数分のプレッシャーがかかってくるので、確かにちょっとしんどいのではと思ったりします。。笑
noteのライブイベントを考える
note自体の印象
noteは運営とクリエイターが近いイメージがあり、とてもピースフルだなと思っています。反面、noteで行われているイベントは勉強になるコンテンツが多く、noteを書く素材を用意してくれるイメージです。
役に立つ、かつフレンドリー。単方向か、双方向2を目指した方が良いのかな、と思っています。演者さんがコメント拾ったりするのは現実的ではなさそう。
課金
noteの決済機能はわかりやすいのでライブ配信のURLを有料部分に貼る、サークル機能を使う事でユーザーに優しい決済方法を準備できそうです。
結果
zoom+YouTubeが一つあるかなと思ってます。noteの有料部分にYouTubeを入れたり、noteのサークル会員はzoomに招待というマネタイズもありそう。
YouTubeのコメントでコミュニケーションも良さそうですが、やはり閉じた世界の方がコメントしやすい、仲良くなりやすいのでYouTubeを見ながら視聴者同士がコミュニケーションを取れるzoomを併用するのが良いかなと思ってます。
Facebookも良さそうですが、コミュニティ運営がちょっと大変そう笑
まとめ
最近、ライブ配信についてのご相談も多く、ライブ配信を盛り上げたいという相談もとても多くいただきます。大体が単方向になっているのが問題で、演者のネームバリューが大きいケースが多々あります。
不思議と大物をブッキングしたら視聴者めっちゃくちゃ多くなる、というわけではなくて「ゲストとその人の絡みを見たい」、「その場に参加したい」、「意見交換したい」という利点を押し出している配信の方が視聴者数が多かったりします。
事前に温める、数回のライブ配信を通してライブ配信自体の温度感を上げる、ライブ配信をしてないとこで熱を温める、などやることはたくさんあるのですが、
単方向を移行させる形を意識すると改善するので、悩まれている方にはこれらを伝えたりしています。
今回のイベントを通して、最近伝えたかった、これらのお話ができて良かったです笑
またイベント出たいなぁと思う、素敵なイベントでした。徳力さん、玉置さん、noteさん、ありがとうございました!
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