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ライブ配信のマネタイズを書き出してみる。オンラインセミナーやwebチケットを売ってみたい人へ。


コロナ禍でライブ配信が加速する?

ここ2〜3年でライブ配信の波が来ている印象があるのですが、コロナ禍によるオンラインへの移行が伴ってライブ配信が加速していると感じています。

Zoomによるライブ配信やオンラインセミナーのライブ配信が増えてきた印象があります。僕自身もライブ配信を請け負う事が多々あり、また僕個人としてもオンラインセミナーを受る機会が増えました。

マネタイズについて悩んでいる人もいるのでは、と思い今回は書いてる段階で思いつくライブ配信のマネタイズ方法を書いていこうと思います。

※思い出したりしたら追記していきます!

1.プラットフォーム自体で決済を行う

国内ではニコニコ動画が主軸のプラットフォームになるマネタイズ方法。ニコニコ動画は月額会員(サブスク)、動画の単体販売(ライブ配信、編集された動画共に価格をつける)という2つの形態でマネタイズができます。

時期にもよる(改訂によって変動する)のですが手数料のほとんどが3割。カード決済やキャリア決済、ドワンゴの手数料で天引きされて約7割が利益になります。

ニコニコ動画でマネタイズした時の例
月額会員(チャンネル会員):500円
会員数:200人(*1)
月のうち2回の有料生放送を展開
 ライブチケット:1,000円(チャンネル会員800円)。
 購入者のうちが100人が会員(*2)。会員じゃないけど購入した人(*3)が50人。
月の売り上げ:100,000円(*1)+80,000円(*2)+50000円(*3)=230,000円
利益:161,000円

(8割になったりもするので今回は大体の還元率7割で書いています)

僕が配信担当をさせていただいているチャンネルのいくつかは100万を超えていたり、20万を超えているチャンネルは多々。夢はあるなぁと思っています。

難点は法人以外はチャンネル開設ができない点とメディアの性質があります。法人以外の個人はチャンネル開設が出来ないので弊社のような代理店*を通す必要があり、ハードルが少し上がります。(*必要でしたらお申し付けください)

またメディアの性質としてコメントを書き込む人が匿名なため人によっては使いにくいかもしれません。

2.投げ銭によるマネタイズ

ライブ配信でマネタイズというと一番、認知度が高いと思われるマネタイズです。

例えば一般的なSHOWROOOMアマチャア枠の還元率はひと月にギフティングされた有料ギフトの合計の約30パーセント程度。公式枠の還元率はひと月にギフティングされた有料ギフトの合計から約35パーセント程度が還元されます。

ツイキャスでは70%が配信者に入りますが、お茶爆50(500円)は350円で、お茶爆100(1000円)が700円。ただし無料ポイントを貯めたお茶爆は対象外になります。

ニコニコにも投げ銭が実装されています。還元率は未公開ですが体感上は3割〜4割かなという印象。

投げ銭でマネタイズした時の例
ツイキャス
・課金お茶爆50 10人購入、お茶爆100 購入10人
・(500*10+1000*10)*0.7=1,050円/回

3.スポンサーによる収益

番組自体に広告枠(画像だったりテロップだったりコーナーだったり)を設定して、金額を付けて販売する方法です。

その他にも「この番組はこれだけの制作費がかかってて、赤字になったら番組辞めます!」を公開して一般リスナーからスポンサーを募りHPで名前を掲載しているチャンネルもありました。

僕の担当したチャンネルではないので覚えてないのですがめちゃ思い切ってるなと笑

スポンサー例
・放送前フタ絵(画像) 5万円 3枠 放送後フタ絵(画像)3万円3枠
・常時掲載テロップ:10万円 3枠
・売り上げ:34万円/回

4.決済プラットフォームを経由して動画を提供する

例えばnoteの課金機能を使って、有料部分に視聴ページのリンクをつける方法です。Peatixなどのイベントサイトを使って購入者に対してメールで視聴リンクを送る。BASEなどのECサイトでwebチケットを販売し購入者に視聴リンクを送る。

やり方は無限大ですが、決済・申し込みサイトを介して購入者に視聴リンクを送る。という流れは変わりません。応募者のリストを取る事ができれば、どの決済サイトでも可能です。

決済サイトの手数料のみ発生しますが手数料のコスト、プロモーションのしやすさを考慮して選べるので自由度は高いですよね。

決済プラットフォームを利用したマネタイズ例
・webチケットを2,000円で販売
・300人が購入
・noteで販売、クレジットカード200人、キャリア決済100人の場合
・売上げ 2000円*300人=600,000円
・手数料
 クレジット:2000円*5%=100円 note:(2000-100)*10%=190円 =290円
 キャリア:2000円*15%=300円 note:(2000-300)*10%=170円 =470円
・利益
 クレジット経由:(2000-290)*200=342,000
 キャリア経由:(2000-470)*100=153,000
・総利益:495,000円

ややこしいですが、利益率はプラットフォームを経由するより良いですよね。
決済方法
STORES
・クレジットカード決済
・銀行振込
・翌月後払い
・PayPal
・コンビニ決済
・楽天ペイ
BASE
・クレジットカード決済
・コンビニ(Pay-easy)決済
・銀行振込決済
・後払い決済
・キャリア決済
note
・クレジットカード(日本国内発行)
・Vプリカ(ライフカード社発行)
・携帯キャリア決済(docomo,au,softbank)

僕が思うマネタイズ

マネタイズを行う際には「どんな人に届けるか」「買う人の扱い安いプラットフォーム」「視聴者がコミュニケーションしやすいプラットフォーム」を考えた上で企画者は収益性の高い選択、視聴者が信頼してくれる配信方法を検討すべきと思っています。

とあるアーティストがwebチケットを販売し、購入後に視聴URLが流出して20人しか購入してないのに同時視聴者数が100人を越えてショックだったという話や、プラットフォームに馴染まないファンを丁寧に誘導したら月300万円の収入が入るようになったという話を聞きます。

また、オンラインイベントのみに切り替えたおかげで地方のファンは都内でのオフラインイベントに悔しい思いをしなくなった、オンラインの方が実際の来場者より増えたという話も聞きました。

視聴者も企画者も喜ぶ形を作るためにこれからはライブ配信のプランニングも注目されるんじゃないかなって思ってます。

※4/27の10時ごろ、4を行っている方が喜んでくださるサービスを仕掛けます。twitterでも発表すると思うので、もしこのnoteが参考になったら拡散のご協力いただけたら嬉しいです・・・!

頂いたサポートは僕が電車を乗り間違えた時に凹み回復のにコーヒー代に使わせていただきます。あとソイジョイ。