渋谷らくごさんの配信をさせていただきました。その配信裏。
先日、渋谷らくごさんの配信を担当させていただきました。視聴してくださった皆様、ありがとうございました。また途中見苦しい点があり大変申し訳ありませんでした。
今回の感想はやり切った満足感と落語をもっと知っていればもっと良い配信が提供できたのではという気持ち。その裏側を書いていこうと思います。
コロナ対策を行う
当然のように#やわラボチームスタッフはマスクを着用して参加。会場到着と共に手洗いを徹底したんですが会場もコロナ対策が行われていました。
ドアや窓が開けられ、しっかり換気されている状態。また会場スタッフ同士も距離を取って行動していた印象があります。準備中では観客席に離れて座ってスタッフチェック。広い会場だからこそできる無観客ライブの現場だなと感じました。
カメラと配信システムについて
今回は2カメオーダーでしたが対応できないのが確定したので3カメ対応に変更しました。会場の広さとスタッフ人数、場面転換中のトークと演出を考えると2カメでは厳しく。
落語中は1カメにする事により客席にいながら見てるイメージでセット。スイッチングを一切しない形で対応しました。
ライブ中、1カメは固定で他2カメは都度カメラを動かしてもらう形で運用しました。実はこのやり方は失敗したなと思いました。まず会場が広いためコミュニケーションが取りにくい。
特にライブ時は電波の問題、音声の問題が発生したためにスイッチングをする余裕が無く、完全な引き画を用意しておくべきでした。会場を見た時に4カメで実施しようと思ったんですが1カメが諸々の事情で使えず泣く泣く3カメになったのは今も後悔してます。
その他システムは音声系統(会場からの音)、配信用ミキサー、番組開始前フタ画、急遽入れる事になったテロップ入力用PC、配信用PCで行いました。
電波について
電波が今回、一番の課題でした。テストのタイミングで下り16Mbpsの上り30Mbps前後(LAN使用)。通常、60-80Mbpsは最低欲しいところではありますがやるしかない状況。ポケットWi-FIも建物が電波を通さず圏外に。本番では上がりも10Mbpsを切り、ほぼ配信不可能な電波状況でした。
データ転送量の多い部分ではやはり途切れ途切れになりました。Zoomの音の切れ方は音割れみたいになるため、音声的にも聞き苦しかったです。
途中、対処法としてリアルタイムにデータ転送量が下がるように音と映像を調整していたのですが手も目も足りずその間は画面が固定になるという。完全に人も足りませんでしたね。。
Zoomは視聴者と配信者の回線速度を計測し、サーバー・ソフト側で調整する点や現在まだ貧弱なので途切れる場面が大きいので視聴者が多いとカクカクしたり途切れたりします。昔のニコニコ動画を見てるようでヒヤヒヤします笑
今まで会議ツールだったZoomが配信プラットフォームの一つになり、大勢のチャットや大人数の参加にも耐えないといけない局面にある。個人的にZoomがサーバー強化してくるのか他のサービスが伸びてくるのか、どういう展開になるか楽しみです。
配信を終えて
まず配信としては満身創痍のまま終わりました笑
音調整してカメラまで走って伝えて戻って速度モニタリングしながらスイッチングもして......みたいなw
落語に興味を持てたり緊迫した現場が久しぶりだったので刺激的でした。もっと落語を知っていくことができれば、落語に適した配信やライブ配信ならではの演出もできそうです。
伝統のある世界なのでどこまで崩せるか課題は多方面あると思いますがいつか挑戦したいですね。
今回、noteさんが行う「オンラインイベント応援制度」の第一回目という事でサポートできた事、とても嬉しかったです。現在コロナの影響で無観客の配信や配信スタッフが0のライブ配信相談も来ていて、これからもこの状況が続くのかなと思ってます。
こんな情勢だからこそ学びやエンタメを提供したいという主催者さんの気持ちやnoteさんの取り組みを見るともっと僕にもできる事あるのかなと思いつつ、お力添えしたいと思っています。
これからもライブ配信の追求を進めていきます!