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#私がスケート始めたきっかけ

私は趣味でアイススケートをしている。Twitterにて #私がスケート始めたきっかけ というハッシュタグを見かけ、ふりかえりを兼ねてnoteにまとめてみた。

まず私は学生の頃は本格的なスケート経験はない。小学生の頃に親に連れられて富士急ハイランドや日本ランドHOWゆうえんちのスケートでよちよち歩きして、中学生の頃に子供会か何かのイベントでスケートをした際に転んで脇腹を氷に打ちつけ「もうスケートなんてやりたくない」と人前で泣きわめいた覚えがある。

学生時代に打ち込んだスポーツはテニスであった。当時使っていたテニスラケットは今でも私の手元にあり、この記事の執筆にあたり撮影してみた。ヤマハの28インチラケット、いわゆる長ラケである。若いテニスプレーヤーの皆さんは驚くだろうけれど昔はヤマハがラケットを製造していたのである。今では骨董品なのかもしれない。

2003年に仙台の企業に就職後、スポーツを定期的に行う機会はなくなり、さらに2005年に東京に転勤してからは体重が増える一方であり、何かスポーツをしないと健康上まずいと考えるようになった。しかしテニスのように他の誰かが必要なスポーツは予定を調整する必要があり、学生の頃ほど積極的に取り組むことがなくなった。社会人向けのテニスクラブに通うという選択肢もあったけれど日程決めて定期的にやるという気分も起きず「一人でふと気が向いたら体を動かせてお金がかからないスポーツはないかな」と思うようになった。この条件だけならばジョギングなどもアリだったのだと思う。

そんなことを考えていた2006年にトリノオリンピックが行われ、荒川静香選手がフィギュアスケートで金メダルを獲得して日本中が大フィーバーになった。思えば1998年の長野オリンピックも私はテレビでフィギュアスケートを見ていて、フィリップ・キャンデロロ選手の演技「ダルタニアン」にいたく感動した覚えがある。(この演技の動画はYouTubeで検索すると出てくるので興味がある方はぜひ視聴していただきたい)

トリノオリンピックが終わった後に「スケートってやってみる価値があるのでは?」と思うようになった。一人でふと気が向いたらできるスポーツで、リンクへの入場料と貸靴代くらいのコストで楽しめるだろう(と当時は思っていた)ということと、スケートは毎年冬には巧拙を問わず様々な市民がチャレンジして「上手い人はかっこよく目立てる」スポーツだと考えていた。

私にとって「かっこよくて目立てる」というのは大切なことで、今でも他の人に自己紹介するときに「趣味はアイススケート。まわったりできます」と説明して珍しい趣味だと返答されたときに「だって滑れるとかっこいいから」と返すのが定番である。

そうは言っても中学生の頃にリンクで転んで人前で泣きわめいた記憶が脳裏をよぎり、「転んで怪我したらどうしよう、氷に身体ぶつけたら痛いんだろうな」ともやもやして過ごし、トリノオリンピックが終わってから2年が過ぎていた。

2008年12月、赤坂サカスに特設スケートリンクが設けられるという情報を入手し、ようやく勇気を出して中学生以来のリンクに足を踏み出したのである。もちろんまともに進めず転んだし痛い思いもした。

2010年に仙台に戻ってからは一年中滑れるスケートリンクがあることを知り季節を問わず定期的に足を運ぶようになった。最初は貸靴で滑っていたが安価なスケート靴が1万円ほどで購入できることを知り、貸靴料×入場回数より安上がりになると考え、2012年にZAIRASというメーカーの靴を購入した。

独学で前向き滑走と後ろ向き滑走が安定して滑れるようになり、これはスピンやジャンプができたらかっこよくて目立てるんじゃないかと考えるようになった。さらに調べてみると本格的なフィギュアスケート靴は靴本体とブレード(刃)が別製品になっているのが一般的で、スピンやジャンプなどの難しいエレメンツに挑戦するには本格的な靴が必要だろうと考えるようになった。このあたりで当初考えていた「入場料と貸靴代くらいのコストで楽しめるだろう」が崩れていく。

スケートを始めて10年経った2018年現在、私のスケート靴はこんな形になった。靴はリスポートというスケート靴メーカーの有名どころ、ブレードは2018年からパターン99レボリューションパラボリックという本格的な製品を使い始めた。靴本体にかぶせるブーツカバーを海外のショップから注文し、スケート靴専用バッグを買うに至ったのである。

この10年間をふりかえると、思えば遠くに来たものだと感じる。

私は競技としてスケートをするつもりはなく健康維持とかっこよくて目立てることを重視しており、今まで独学でスケートを続けている。専門書(これとかこれとか)は購入して参考にすることはあるが、レッスンを受けたことはない。10年経つと独学でどれくらいできるのか、2018年の成果として3月にプレナミヤギで撮影した動画を紹介する。動画のBGMはリンクで流れていたものであり私の選曲ではないことを補足する。

また私はこの記事で何度か触れた通りかっこよくて目立てることを重視しており、2014年から毎年クリスマスにはサンタクロースの服で仙台市民の前でスケートしている。2017年のサンタクロースな私を紹介する。

他にもスケートしている私をまとめたTwitterモーメントも公開しているので参考にしていただきたい。

羽生結弦選手が冬季オリンピックで2連覇してフィギュアスケートが日本国内の人気スポーツとして定着しつつある。これからアイススケートを始めてみようと思っている方に参考になれば幸いである。

スケートやってみたいけど怖いとか転んで注目されるの恥ずかしいと思っている皆さん、ある程度滑れると冬の主役になれるのでチャレンジする価値はあると思う。楽しい人生を。

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