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【まじめ読み】List02「わかっていても結局「守り」に入ってしまった」〜『40代を後悔しない50のリスト』
後悔は50代60代でなくたって、30代だってあることだ。
10代を後悔する20代だっている。
40代ともなると仕事の要領も組織の論理も完璧に把握しているので、全力で挑まなくても、要領でかわせてしまうことも少なくありません。ですからなおさら、たちが悪いのです。
実際に「勝負しろ」と言われても、失敗したらこのポジションに二度と戻ることはないとわかっていればこそ、そう簡単には踏み切れません。
… チャレンジってなんだろう。
この本はエリート営業の色が強いので、自分の側に引き寄せて考えるために少し見方を変えたほうがいいと思う。
起業、転職、新規事業の提案、そういうのでなく、
「あのときから少しずつでも意識していたら、もう少し望むものに近い地点に辿り着いていたのではないか」
もっとありたい自分に近いことだと思う。
ひとつ思うのは、40代以降は、強引に方向転換する、軌道修正することが難しいということ。
記憶の中の20代30代の自分がやってきたことは都合よく思い起こしてしまうものだが、実際は10年20年かけて今がここにある。
片手間で新たに種まきするが、すぐに収穫もしたいなんて、都合のよい夢のようなものいだ。
5、60代の人で一番多かった回答は
・好きなことを躊躇せず、何でもやっておけばよかった
・難解なことに、何でもチャレンジしておけばよかった
・今までの勝ちパターンにとらわれず、もっと自分の感じるままにやればよかった
そうは言っても、時間が巻き戻ったところで、何でもチャレンジできる人がどれだけいるか。
おそらくほとんどいないと思う。
優秀かどうかとか、精神力があるかないかとかそういうことではなく、目の前に立ちはだかる様々な事柄と折り合いをつけた結果なのだから。
個人的には「20%のオフェンスモードを意識すること」はとてもしっくりくる。
自分の体が老いていき、環境も変わっていく中で、20%でも目的の進路を維持する力を持つことで、長い道のりのベクトルは変わる。辿りつく地点も変わる。
20代30代の過激さ熾烈さ力強さはないかもしれないが、この先、人生においても大局を見よという解釈をしてもいいかと思う。…大げさか。
行先さえ見失わなければ、時々注意深く器用にやって、鷹揚に構えてるくらいでいいのだと思おう。(おそらくは…)
ただし、後悔して初めて、自分は本当に得たかったものを知るって人だっている。
そうならないように、人生で手に入れたいことはブレずに持っておけということなんだろう。
「自分にとって大切なことを優先できなかった」)