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【まじめ読み】List18 「意思決定」が苦手だった~『40代を後悔しない50のリスト』第2章
正直…、意思決定が得意になるか苦手になるか、そのはじまりは性格によるところも大きいと思う。
決断が得意な人は、AかBかスピーディーに選択できるかもしれないが、その時の判断根拠が曖昧なものだったり、刹那的な勘だったりすることもあるかもしれない。
決断が苦手な人は、判断根拠は目の前に並んでいるが、AかBかの選択の先で起こることが見えすぎてその分迷いが多く時間がかかるのかもしれない。
どちらの場合も、よりよい意思決定をするには、自分に不足する部分を補うことが必要だが、何事も「まずはやってみる」ところからだ。
「結果はともあれ判断する経験をしている」のと、「判断が苦手で判断すること自体避けている」のでは前者のほうが前進していきやすいと思うからだ。
まあ、何ごともとっかかりが大事だ。
直感や頭の中であれこれ考える決断ではなく、判断基準と判断材料になる要素を、紙に書くなりパソコンに入力するなどして、見える化できるようにするのが決断のキモであると私は考えています。
付け加えるならば、決断にはスピードとタイミングも大切だと思います。とにかく速く決断するにはどうしたらいいか普段から考えておくことをお勧めします。決断せずにいるだけで、タイミングを逸するという最大のリスクがあるのです。
本書ではまさしくその通りだよな、というテクニックが書かれている。
プライベートでの判断についても、まるで仕事のように判断基準と判断材料を見える化することで、著者は不動産で後悔のない買い物ができたという。
自分はこうすると意思決定がしやすい、ということを見つけて、仕事もプライベートも同じようにその方法を使うといい、ということだと思う。
とはいえ、判断基準と判断材料をの集め方、その評価については、また別のテクニックが必要だ。
何を切り口として判断するか定めること、何を重要視することが必要かを定めること、いつまでにに判断が必要か。
集めた情報は、時間の経過とともに古くなるし、自分や周囲の環境の変化すれば、その基準も変化するし、基準自体不要になることもある。
情報を集め続けることはただ判断を先送りにして、時間を無駄にしてしまうかもしれない。
意思決定以前に、意識的にも無意識的にも選択をするという行為が実は発生しているし、意志決定準備の段階から、意思決定が始まっている。
意思決定というものが、ある分岐点において初めて発生するイベントのようなものだというのはちょっとした勘違いかもしれない、と思う。
ここぞというタイミングを逃さず意思決定するのはその通りだが、その判断に至るまでの考えや準備を自分なりに行うことが必要で、その考えや準備に自信を持つことがなにより大事だ。
それに、判断の根拠は必ずしも事実や数字だけではない。感覚的なものも多くあると思う。
自分はこう感じる、この感覚は心地良いが、この感覚は自分にとって不健全だ、とかそういうものも結構大事だと思う。
結局、40代は自分に自信を持って行動することが大事…、というような話になるわけだ。
個人的には、仕事よりもプライベートの判断のほうが難しい気がしている。
仕事で意思決定の判断の鍛錬をして、その結果、プライベートでも大事な意思決定ができるようになったような感じだ。
まあ、意思決定という固い言葉でガチガチになって、過剰なストレスを感じたくはない。
いつも100%の判断ができるわけではない、失敗することもあるが、ここぞというときには外さずにいけたらいいじゃないか。
くらいに、ちょっと余裕を持っていきたいと思う。