[#108] 私について書いてみる②
前回の続きです。
転職活動を開始し、悶々と過ごす中、ついに道筋を見つけた!
と思ったらあっけなく道を閉ざされ。
転職エージェントの方の言葉で、気持ちを切り替えて進むことにした
と言う話を書きました。
思い破れて仕切り直し
せっかく「これなら!」と思うものが見つかったのに、早速ポッキリいっちゃった。
なので、もう職種を絞らず色々見てみようと思いました。
もう秘書をする気はサラサラ無かったので、自ずと未経験の職種に応募するしかない訳です。
転職市場では、新卒やら第二新卒(?)と呼ばれる世代を超えれば、即戦力を求められます。
もう新卒とはお世辞にも言えない年齢になっていた私が、未経験の職種に応募するということは、
だいぶ狭き門と言いますか、
自分の希望条件を大幅に下げて応募することになったのです。
仕方がないけど、悔しい気持ちもありましたね。
今まで一生懸命頑張ってきた、一応はキャリアと言われるものが、
別の畑ではほとんど評価されないのだから。。。
(少なくとも、条件の上ではそのように感じたんです。)
社会人としての基礎的な部分は見られるでしょうが、職種としてはゼロになってしまうんだなぁと。
でも、転職するのは自分で決めたこと。
心機一転やってやろう!、という気持ちもありました。
そんなこんなで、コロナで採用面接が延期になったりしながらも
なんとか内定が出たのが、次の職場になった会社でした。
お給料もかなり下がる、会社の規模もだいぶ小さくなる。
そして、未経験の海外営業という仕事。
正直、内定を受けるか、かなり迷いました。
海外とガッツリ関わることは間違いなさそうでしたが、「営業」。。。
自分の性格は、ある程度知っているので、営業は向いてないだろうなと感じました。
一方で、海外と関わりまくる仕事は魅力的にも思えました。
それに、新しいことに挑戦する!ということに、意欲もありました。
渦巻く色んな思い、感情を抱えながら、期限ギリギリまで悩んだ結果、
私は断ることに決めました。
もうちょっと"乗り気" で「行きます!」と言える会社が、
後々現れるかもしれないと思って。
まさかの返答
内定を辞退する意思と共に、そんな心情を転職エージェントの方に伝えました。
すると、「迷ってるんだったら、行った方がいいですよ!」と説得されたんです。
えー!!!まじでー!!!
「普段はこんな風に引き止めないんですが。。。」と前置きした上で、
コロナで求人自体がかなり減ったり、取り下げられたりしていること、
加えて海外事業は特に先行き不透明であるため、さらに求人の数が減る見込みであること
この先いつ良いと思える求人に出会えるか、本当に分からない状況だということ
などを理由に、内定を受けることをプッシュされました。
(実績を一件でも多く上げておきたいという、エージェント側の大人の事情もあったでしょうが。笑)
まさか、辞退の意思を覆されるとは、一切予想していませんでした。笑
しかしながら、私は直前までかなり迷っていたこともあり、「あぁ、これはもうこういう流れだな。行っとけってことだな。」と観念(?)し、
この流れに身を委ねることにしたのです。
「どうせやるならやってやろう!」
「とりあえず2,3年は頑張ってみよう!」
「2,3年やってみたら、またやりたいことが出てくるだろうから、その時にまた考えよう!」
そんな気持ちで、結局内定を受けることにしました。
外に出て分かること
そういうワケで、小さい会社の海外営業職に就きました。
業種も職種もまったく違う仕事です。
以前と全然違う風土も、業務内容も、人間関係も、全てが新鮮でした。
新しい環境に身を置いて、最初に実感したのは、前の会社の良いところでした。
意外!笑
実は、最初の会社は、根っからのパワハラ体質ということもあり(笑)、
大変な思いもたくさんしたのです。
酸いも甘いもたくさんの経験を積ませてもらったし、お世話になった方もたくさんいるし、プライベートでも仲良しの人たちもいたし、
良い思い出もたくさんあるのですが。
なんせパワハラ色の強い会社だったので、嫌なところはたくさん目についた訳です。笑
でも、外に出て別の世界を見たことで、中にいた時に気づかなかった良さが分かりました。
その中でも特に大きく感じたのは、
・大規模だからこそ、様々な設備や体制が整っていたこと
・大規模なのに、指揮命令系統が機能し、統制が取れていたこと
でした。
私は新卒で最初の会社に就職したので、その会社のことしか知りませんでした。
それが故に、当たり前だと思っていたことがたくさんあったのです。
でも、実はそれって当たり前じゃなかったんだ、とてもすごいことだったのだと気づくことになりました。
そういう気付きを経て、その時心に決めたのは「ゼロベースで行こう!」ということです。
会社の規模も違う、業種も違う、私がやる仕事も違う。
それならば、前の会社や仕事といちいち比べて物事を評価、判断していても仕方がない。
もう比較することをやめて、真っさらな気持ちでいこう!
そんな風に、心を新たにしたのです。
今いる環境から出てみないと気づけないことがある。
新しいことに挑戦したり、新しい環境に身を置くって大切だなと、身をもって体感した出来事でした。
次回に続きます。
今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
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