自分の頭で考えることと、手順書・ルール

学校でも会社でも、日常生活において「自分の頭で考える」ことの大切さが話題になりがちだ。だけど、一方で「ルールに沿って対応すること、手順に沿って実施すること」も重視される。裏と表のようなワードで、特に若手の社会人はこのワードに悩まされがちだ。

自分の頭で考える、と、ルール、について、社会人としての悩みなどを書いていきたい。自分の頭で考えて120%の成果を出す、ただし、その途中経過である及第点を超えるにはルールをクリアすること

ルールとは
過去の例に基づく「及第点」を出すための条件。この条件をクリアすれば、一定の成果がでる。ただし、新しいタイプのケースには当てはまらない。
誰が対応しても、同じ成果が得られる。ルールや基準の詳細度が高いほど、見積もりが容易になる。
自分の頭で考えるとは
現在対応しているケースに対して、個々人が自分の判断基準で成果を出そうとする取り組み。過去のケースを参考にすることはあるが、自分の判断基準の構築に時間がかかる。対応する人によって、成果は異なる。

ルールと、自分で考えることの違いはこんなところかな。

所属する組織が大きくなればなるほど、「決められたルール」が多くなる。これは、ルールを作ることで、個々人の判断のばらつきをなくすことを目的。そして、判断のばらつきをなくすことの目的は、120%の成果ではなく、70%の及第点の成果を皆が出せるようにするためだ。及第点を超えたければ、自分の頭で考えることなのだ。



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