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嘘と笑いと考察

作業中にたまたま聞いていたラジオでなかなか芯食ったことを論議されているなと感じたので蒸し返して書き留めておきます。

要約するとガジェット通信のネタ記事に対して「意味が分からない」や「時間を返してほしい」などの批判が殺到し、所謂マジレスの声が大きくなりつつあることに一石を投じるような内容でWebメディアのありかたや、ひいては"お笑い"、"ユーモア"に対する危惧を面白おかしく述べれらております。

少なからず生きてて肌で感じてる所が自分にもあって
これは"ジェネレーションギャップ"とか"生活、文化の違い"もちろんこれもあると思いますが冗談が少しずつ通じなくなっているということの由々しき事態に危機感を持つべきなのかなと感じております。


例えば「僕はユニバーサルスタジオジャパンの中の病院で産まれた」
という冗談を言ったとして、まあこれも何でこんな事言ってしまったんやろ、、といった感じですが、
周囲を楽しくさせるためにふざけて言う話を冗談というように場の空気を弛緩させるために放つ文言なわけですよ。

ところがある一定の人にとったら通じないというか
ビックリさせてしまっちゃうわけですよね、
それは冗談を言う側も相手との関係性や距離感をチューニングせずにいきなり変なことを言ってしまうと「!?」という反応が返ってきてしまうわけですなんですけど。
それは言う方にも責任があると思います。

・「冗談」という言葉をインターネットで引くとサジェストに冗談は嘘ですか?という質問が出てきます。
曰く答えには

意味を比べてみると、「嘘」は「事実とは違う」や「正しくないこと」という部分が「冗談」とは大きく違う点ですね。 「嘘」は言葉の通り、事実とは違うことを相手に伝え、「冗談」は、遊びや戯れで発する言葉なのです。

google検索

とあります。
先ほどの
「僕はユニバーサルスタジオジャパンの中の病院で産まれた」
の中にある冗談を因数分解すると
"本来USJの中に無いはずの産婦人科で産まれた"という"ありえない事象"を
あたかも本当にそうであるように振る舞う
事で生じる違和感を楽しんでもらうという構造になります。

※これはこの記事を書くことによって冗談を理解できない人が悪い、とか
理解力・読解力の無さに攻撃しているのではなく、
また蔑んでいるのでは無いということを改めてここで記しておきます

ユーモアの説明をされる→「あなたは理解力の足りない人間ですね」と言われたと思い込む→「面白くなかったから理解できなかっただけで私の理解力は足りなくない」→怒りにつながる
という攻撃性や、ある種の許せなさが剥き出しになる怖い時代になってしまったなと感じています。そしてオモロなき者には罰を、の精神がある人々の心にも。
冗談をいう事によって「嘘」を言われた、馬鹿にされたと思ってしまう人がどんどん増えていく時代、本当に恐ろしいです。

YouTubeにのコメント欄より抜粋



ちょうど2024のR-1チャンピオンは街裏ぴんくさんでしたね。
嘘漫談がめちゃくちゃサイコーで大好きなんです

タイムリーなことに嘘雑学のパイオニア山口むつおさんもYouTube始めはりましたね!だいすき!

世はまさに大ウソつき時代

なんてことを言ったら怒られてしまいそうですが
(冗談冗談♪)

こんな意味不明なことをし続けているお二人にリスペクトを込めて。
タイパだとか言っている人たちに心の余裕を、
生真面目な人が少しでもクスっとできる世の中のほうがいいですよね。
どうかみなさん喧々なさらず平和で幸せな嘘を楽しめるように心より願っております、


余談ですが偉そうに講釈垂れてしまったので
コレも読まなければ


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