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技能実習生の人権

 技能実習生制度は、日本の労働者不足を補ってくれる、重要な存在です。

 法律で、日本の労働者と同じように人権もあります。

しかし

 どうやら「働いていただいている外国人」の人権は、日本で軽視されているようです。

 知っている限りあげると、結婚、妊娠したら国に帰るか、それをやめろ(中絶を迫られる場合も)。私生活では外部と関わるな、ネットを使うな。こんな状況が蔓延っているようです。

 これ、人権侵害以外の何物でもないですよね?

 もちろん、国はすでに状況を理解していて、HP上にそのような扱いをするのは法律違反だということを公表しています。

 ではなぜこんなことが起きているかというと、労働者が単純に足りないからとも言えます。

 しかし、その前にそのような技能実習生を受け入れている企業は、人を機械として見ている感が否めません。「とにかく働け、お前の生活など知ったことではない。」という人間を軽視するメッセージが隠されていると感じます。

 技能実習生を受け入れている企業の一覧はググれば出てきますので、よろしければ皆さんも眺めてみてください。

 

 僕は、この状況が、個人的にも不快ですし、国に取っても悪影響を及ぼすと考えています。

 まず、個人的なことを話すと、僕もオーストラリアでワーホリをしていたので、「外国で外国の人と一緒に働く」という環境にいました。

 確かにきついこともありました、なかなか英語が伝わらなかったり、仕事が上手くいかないこともありました。

 でも、確かなのは人権侵害は一切受けていないということです。そして、自国で過ごしているのと同じように生活をすることが出来たということです。

 差別などの問題はまだ少し顕在していますが、どうしてもそのような人たちはいますし、これから多様な社会になっていくことで、排除されていくでしょう。 

 何れにせよ、人権を犯すような国がこれから外国の人に選ばれる事は減っていき、日本は労働力不足で国を支える中小企業が次々に潰れ、GDPが減少し、結果として国は衰えていく。

 見え見えの結末にも関わらず、「今の自分の会社がなんとかなれば良い」という短絡的で、自己中心的、中長期的な展望を見ることのないような企業が自分たちの利益のためだけに、人権を犯すにまで至るというのは、日本の未来に関わる事です。

 国もそれを見過ごしているようなことも聞きます。そうなると民間がやれることをやるしかない。

 NPOで、そのような技能実習生の生活を支え、生活のサポートをしているところもあります。しかし、企業レベルでの取り組みが問われる時代になっていると思います。

 人権は平等に与えられた、世界共通の権利です。先進国としての姿勢が問われています。

 すくなくとも、起業した際にはどんな形であれ、人間らしく働く環境をを作ろうと思います。

 

それでは!

 

 

 

 




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バートリーのさいとう
エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。