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『Townsmen』ゲーム感想

ゲームはコントローラを握って自分のペースで遊びたい派のわたしだけど、めっちゃハマって遊びまくってたスマホゲームがいくつかある。今回感想を書いたタウンズメンもそのひとつだ。

買い切りゲームになったことで見たくない広告に時間をとられることもないし、課金でポイントを買わなくても良い。それによってポイントの上限に制限がかかってしまうが、それが縛りになり頭を使うのでより一層楽しめる。

それはさておき、今年の年始に体調を崩してしばらく寝込んでいた。インフルやコロナではなく急性扁桃炎だったが、今シーズンの風邪はしつこいみたいで症状が治るまで一ヶ月かかった。

だんだん元気になってくると、消えた正月休みをやり直すような気持ちでタウンズメンに没頭してたら、シナリオモードを全クリしてしまった。


Townsmen(タウンズメン)

開発元:HandyGames

■ゲーム概要

プレイヤーは領主となり、矢継ぎ早にやってくる臣民からの要望に応えながら中世ヨーロッパ風の都市を発展させていく町づくりシミュレーションゲーム。

■プレイスキル

とくになし。
町つくり系のゲームに慣れている人なら資金のやりくりや建物を建てる優先順位がなんとなくわかるかも。

■プレイした理由

スマホ版にめっちゃハマってたのでSwitch版見かけて即買いした。



■プレイ記録

  • プラットフォーム:Switch

  • プレイ時期:2023年4月、2025年1月〜2月

  • プレイ時間:90時間以上


■所感

追加コンテンツ「海辺の帝国」も導入済み。
途中からは追加されたタイルセットや装飾品もごちゃまぜになってる状態で遊んでたので、本体にはない要素について語ってたらごめん…と、先に謝っておく。

わたしが遊んだのはシナリオモード全32ステージ(うちDLCが6個)。チュートリアルが苦手なのと、フリーモードは縛りがなくて燃えないのでキャンペーンとエンドレスモードは手を付けず。

マップサイズは小、中、大、巨大の4種。
難度はイージー、ノーマル、ハードの3種類がある。

シナリオによって盗賊が襲ってくるミリタリーマップ、時間内に与えられたクエストを達成していくもの、その両方が課せられるものなどさまざまで、制限時間を越えたり特定の建物を破壊されるなど失敗条件を満たすとゲームオーバーになってしまう。

さらにDLCでは最後の最後に犯人を当てる謎解き要素も加わり、シナリオもきちんと読んでおかないとせっかくのプレイが水の泡になる。文章を飛ばしがちなわたしは直前のセーブに救われるも、選択肢3つの組み合わせが全然あわなくて攻略ググってクリアした…。

コントローラーでの操作は直感的に動かせて特に手元を確認することはなかった。常にガチャガチャと動かす必要があるので操作性の良さは大事…!

ただ、ピンポイントでオブジェクトや道路を削除したいときの操作性は良くない。選んでない部分を巻き込まないと消せない部分があったり、そもそもなにかの建物の後ろ側になると選択できず消せない。しっかり外観作り込みたい人にとってはストレスかもしれない。

ちなみにデコレーション満足度を上げるための装飾の配置はどこでも同じっぽいので効率重視なら空いてる場所に同じものを適当に並べてしまうのが手っ取り早い。ただし隙間なく敷き詰めると住民が迷子になるので注意。

国民の全体的幸福度が120%以上をキープしているとボーナスで経験値がもらえて、レベルが上がるとゲームプレイが有利になるパッシブ効果が付与される研究が解放される。幸福度が低いと生産性が落ちたりストライキが起きるので、情勢によって税率を調整していくのが良い。

食糧がないと幸福度が下がるので漁師小屋を複数設置したり、動物の多い場所に狩人の山小屋を設置する。狩人が肉と同時に生産する動物の皮を加工した革は序盤で大事な収入源になるので、なめし革工場も早めに設置したい。

そう、このゲームで大事なのはいかに資金を工面するかだ。

木材はなにをするにも必要なので、シナリオが始まったらまず木こり小屋を森の密集地に設置する。王冠ポイント1で即時設置も可能。ポイントを消費してでもいくつか建てておくと木材不足になりにくい。

木材を加工して作る木製の厚板は常に枯渇するので複数施設を建てるか、建物アップグレードして従業員の数を増やしておくのがオススメ。木こり小屋の近くにあるとタイムロスが減る。余裕ができてきたらそれらの施設と城の中継地点に倉庫も作っておくと僻地に小屋を設置しても他の施設に行き渡りやすくなる。

市場を開設すると商業ギルドとの交易が始まり、定期的に商人がくるようになる。宝石、衣服、武器、鎧、革あたりは収入源なので早めに製造体制を整えておくとお金が貯まって楽。まだそろってないのに急を要する場合は鉄鉱石や鉄を売ってしのぐ。何度も売ってると買い値を安くされてしまうので無理して売ることはない。

ちなみに建物から運ばれていないものはいくら生産してても売れないしクエストで納めることもできないので注意。

詳しいことはゲーム内の百科事典でいつでも見れるのでわからないことがあれば参照してみるといいかも。

2023年に遊んでたときの最後のコンテニューが「雪崩リスク」というシナリオで、頻繁にマップの左半分くらいに雪崩が起きて施設を破壊するというギミックのなか、まさに左半分にしかない採掘所からたくさん鉱石を回収する必要があった。

2年ぶりにプレイしたわたしはバカ正直に元あった場所に建物を作っては壊されお金も食糧もなくツラい状況をしばらく過ごし、途中で「これは無理だ」といったん別のシナリオを遊んで感覚を取り戻すことにした。

そして気づく。

雪崩当たらないギリギリの位置に倉庫建てて、採掘所は常に修繕、玉石の道路で素早く資源集められるようにしてマップ右半分で製造すればいいじゃんか、と。

雪崩を攻略したことで勢いづき、クリア条件の厳しいクエストがあるシナリオも時間をかけながら次々とこなし、いつしかレベルはMAXの40を達成、シナリオ開始時にボーナスで王冠ポイントがもらえるようになっていた。 

なのに、アホのわたしはこのポイントを使うことで建物が即時に建てられることを知らないまま、気づけばシナリオも残すところ5つくらいになっていたのであった…。



■おまけ

今年の年始は体調を崩し、しばらく寝込む日々が続いていたが少しずつ元気になってくると消えた正月休みをやり直すような気持ちでタウンズメンに没頭してた。

シナリオによって縛りがあるものの、基本的にやることは同じなのでずっとやってると飽きるかもしれない。そんなときは無理にプレイせず他のゲームを遊んで、なんかそろそろ町でも作りたいなーって気持ちになってきたらまた遊ぶくらいが良さそう。

スマホで遊んでた頃は王冠ポイント(正式名称がわからない)を増やすには課金とかだったかも。課金も広告見たりもしたくない自分には買い切りで出してくれたのがとても嬉しかった。

わたしは町づくりシミュレーションが好きだけど、きれいに景観をつくりこむことよりもその町で生きてる住民たちが、自分が敷いた道路を行き来してる様子を見るのが好きなんだと思う。生きてるって感じがして。

そして縛りプレイも好きなんだろうな。
この期間までに成果をあげようとか、今回はこの建物が封じられてるから他のものを生産して売って生計を立てようとか。シナリオの進行で急に封じられるとストレスを感じるのに、なんでもできるフリープレイだと喜びが薄いというかゴールが見えないからどこまで頑張って走り続ければいいのかわからなくて疲れてしまうんだと思う。

こういうタイプのゲームは全クリしても特に演出がなく終わってくことが多いけど、自分にしかわからない達成感みたいなものがあるのでやめられない。


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