そんなに面白かったのか ウルトラマン
お久しぶりです。小鳥 遊です。今回は映画「シン・ウルトラマン」を見てきたのでその熱気が冷めないうちに感想、および考察?を書いて行こうと思います。ネタバレなしパート、ネタバレありパートで分けて紹介していきます! よろしくお願いします。
概要
1966年から受け継がれてきたウルトラマンの歴史。私自身、ウルトラマンは「ジード」「オーブ」「ゼット」「トリガー」の4つくらいしか見たことがありません。ゼットから見始めて楽しんできたウルトラシリーズですが、初代はなんとなくの知識がある程度です。
途中から好きになった自分がいうのもなんですが、この長い歴史から受け継がれてきた技術や熱意が今、シン・ウルトラマンとして引き継がれて映画として公開されました。
シンと銘打ってる時点で誰が作っているかわかると思いますが、総監修は庵野秀明氏、監督は樋口真嗣氏です。
まあ、そういうことは置いておいてさっそく感想と行きましょう。
ネタバレなし感想
まず、初めに言います。めちゃくちゃ面白かったです!
「ウルトラマン」の良さがぎっしり詰まったいい映画でした。
物語のテンポ感は早いものの、要所要所見せるところは魅せる。
ぐんぐんその世界観に没入していく感覚が初めからされている感じがしてよかったです。
次に、音楽。鷲巣さんがいい意味で暴走してた。最高。私はわかりませんでしたがウルトラマンで使われていたBGMも使われていたようです。それでも全然古臭さを感じませんでした。僕がマヒしているのでしょうか。
戦闘も、まったく飽きさせない。格闘戦から光線技まで多くのことをやってのけるので見ごたえばっちりです。
もう、ネタバレなしで言えることがあんまりない!!
とりあえず、気になってるけど「ウルトラマン見たことない」とか「知らない」でも見てみたい人でもなんだかんだで楽しめると思います。
でも、シン・ゴジラと同じテンション感で見ると肩透かしをくらうかもしれません。シンゴジのテイスト感である官邸からみる政治のやりとりの危うさや黒さは薄まっているので『まったくフラットな状態』で見るのがおすすめです。
ネタバレなしでブラバする人はここまでとなります。
読んでいただきありがとうございました。
ここからはネタバレとなります。
是非、映画を見てから読んでいただけると幸いです。
それでは参ります。
ネタバレあり感想
はじめから衝撃でしたね。
「シン・ゴジラ」から「シン・ウルトラマン」に切り替わる感じ。知らなくても鳥肌が立ちました。もしかしたら、この二つの作品はつながっているかもしれないという想像がはかどってしまいます。
この元ネタはウルトラマンのはじめが「ウルトラQ」から「ウルトラマン」に切り替わってオープニングが始まるやつだと思うのですが......。
そして、ゴメスをはじめとした「巨大不明生物」の登場とその処理。それを禍威獣と呼称する流れ、禍特対の設立。そして禍特対の活躍が怒涛に流れていく。 おいおいおいおいおい! 情報が多い! だが、それでもポイントが字幕で流れていくからわかりやすい! 個人的にはもっとその辺も見たかったけど......。
そして、ウルトラマン。体表が変わるとか初耳で「おお!?」っと目を大きくしていました。銀一色のような見た目から紫のラインへ。そして、神永と融合し僕らの知ってるウルトラマンへ。消耗が激しくなると緑へと変わる。
美しい。どれを見ても美しさは色あせないです。銀の感じはガチのエイリアンぽくていいですね。元々のデザインが弥勒菩薩からとっているようなので仏像のようなイメージにも感じました。
ネロンガ、ガボラ戦もすごい好きなんですけど、自分はザラブ星人、メフィラス星人戦が好きです。ザラブのときの都心での夜戦。もう、ウルトラマンがずっとかっこいい。ザラブの見た目も不気味。(声も好き)
後ろが見えないのか体半分で動いているのが着ぐるみでは絶対に表現できない外星人の人間の理解を超えた存在というのに現実味が増します。
メフィラス星人戦は鷲巣さんマシマシ。個人的にエヴァQのときの凄みと疾走感を思い出しました。それも相まって工業地帯で暴れまわる姿は中々よかった。そして、山本耕史さんがいい味だしてる。「割り勘でいいか、ウルトラマン」というセリフはちょっと吹きそうになりました。
最後、ゾフィー兄さん!? いや、ゾーフィという光の星の監視者と共に現れた宇宙恐竜ゼットン!! デカい!(説明不要)
いやあ、ウルトラマンをやるとしたらゼットンでるのかでないのかみたいなことは言われていましたが出ましたね。しかも、とんでもないスケールで。
これは勝てんとわかる見た目してる。スペシウム光線も効かない。ウルトラ光輪もだめ。ゼットンの攻撃はとんでもない。バリアがどんどん崩れていく感じが芸が細かくてよかったです。
そして最終決戦.....。
ぐんぐんカットやるんかい!!!
しかもラストのラストで!!
もうここで最高潮。だが、その攻撃は相打ちになり、ウルトラマンは次元の狭間?マイナス宇宙? へと引き込まれていく。あの感じが人形をつかって動かしているようにも見えて昔っぽかった。終始、そういうシーンあったけどね。ネロンガ戦かなにかのときに体をピンとのばしてクルクルまわっていたときとか。
そして、最後にゾーフィとの対話シーン......。
ウルトラマンという名をうけて不完全で不安定な人間と関わりあうことで人間らしさを学んでいく。カミナガシンジとして人間として補完されていく。
その中で、人間への愛着を覚え、もっと知りたいと思う。だれかを好きになってその誰かを知りたいという気持ちは多くの人が持っている欲求と同じではないでしょうか。
ウルトラマンと呼称された彼はゾーフィから「リピア」と呼ばれていました。多分、彼の本名だと思います。リピアはどうやら花の名前の一つらしいです。調べたところ、その花言葉は「絆」「誠実」だそうです。
最後に
最後に余談ですが、次に「シン」が出るのはシン・仮面ライダーです。
シン・ゴジラから竹野内豊さんが出演されていたようにシン・ウルトラマンのキャストがシン・仮面ライダーにも登場するのか楽しみですね。もし、世界がつながっているとしたら滝たちが解析した数式によって文明が加速し、人間サイズのまま超人になれる研究がされて......。という展開もありえない話ではないと思います。どうなんでしょうか、今後がたのしみですね!!
それでは気が向いたときにまた更新するかもしれません。
そのときはまた、よろしくお願いします!