ポリジョイ
昨今、写真を撮る為だけの行動が多い。
それじゃあ、全部写真に収めて終わりではないか。
実際それ以降が大切なのに。
だからこそ、撮影禁止の場所に行ってみたいと私は思う。
カウンター・カルチャー。
そして、写真に残せないからこそ、それを五感に焼き付けて、自分の考えを巡らそうと思う。
初、サーカス。
ある本で
「親から今度ポリジョイサーカスに連れて行くと言われると、脳みそが「ポリジョイ!ポリジョイ!」となって離れなくなる。それくらい子どもの頃の楽しみの一つであった。」
と書いているものを見た。
私はポリジョイサーカスってそんなに楽しいのかなぁと疑問に思った。
おそらく昔の記憶を辿ってもサーカスに行ったことはない。
サーカスは箱の中の映像でしか思い出せないし、実体が全くわからないなと思った。
席自体は4階建てで、私の席は3階で1階はかなりのお金を払わないと座れない。
たぶん1階のほうが楽しい。
子どもたちがたくさんいて、家族で楽しそうにしていた。
遊園地は何度か連れて行ってもらったけど、サーカスの思い出がないのは、親が行ったことがないというのが大きいのだろうなと思った。
開演前、1階には馬がいて、子どもたちが馬に乗せてもらっていた。
サーカスの馬ってそんな身近なの?!と驚いた。
他にも犬やピエロ、外国の方がたくさんいて、写真をバッシャバシャみんな撮っていた。
開演。
真っ暗になって、幕が開くというより、剥がされた。
煌びやかなダンスを踊る人たちが出てきて、華麗に踊る。
今はダンスもサーカスなのかと思った。
私のイメージは象が自転車漕ぐとかそういうのかと思っていた。
そのあと、輪っかに入って回転する人間や、ちっちゃいバイク乗ったチャップリンみたいなチョビヒゲのおじさんが出てきた。
子どもたちに回したボールを乗せたりしてた。
急にたくさんの猫や犬が出てきて芸をしたり、猫をソーセージみたいに持ったりしてた。
チョビヒゲのおじさんがフラフープをしていた。
人間が宙吊りをしていた。
空中ブランコである。
これは驚いた。
凄いよ、死んじゃうよ。
あと、トランポリン。
サーカスっぽいかった。
そして、もっと驚いたのは、熊が自転車を漕いでいたのである。
サーカスっぽい!
でも、クマが野生みなしで自転車漕いでるの、人間すぎた。
なんか途中でこっちに襲ってこないかなーとか妄想してしまった。
残りはおじさんが楽器をしたり、おじさんが縄跳びしたり、おじさんがふざけたりしていた。
凄いいっぱいおじさんが出てきたけど、チョビヒゲのおじさんが愉快にふざけて何度も出てきたから、たぶん一番偉いんだと思う。
お客さんを呼び出してやることもあったから1階のほうが楽しいし、ハラハラすると思った。
ショーを見せてお金を稼ぐというのは、角度は違えど、サーカスも見世物小屋もストリップも基本原理は一緒だなと思った。
お金よりもスキしてくれるとスキ