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拝啓、クソ客様。
師走の候、寒さも日毎に増します今日この頃、年もおしせまり、何かと忙しい頃となりました。
皆様におかれましては、ご活躍とご発展の一年かと拝察いたします。
初めてお手紙差し上げます。
日頃、大変お世話になっております、が、
まず一つ言わせていただきたいと思います。
おい、何言ってんだてめぇ。
頭イッてんなぁ。
さっきから聞いてりゃあ、自分のことは棚に上げて、ふざけたこと抜かしやがって。
次はぜってぇ警察呼んでやるから。
ことの発端は、12月17日18時頃某コンビニでのことでございます。
私がハンドラベラーの替えに苦戦していた時でした。
2つあるレジのうち、1つをしめて、先輩がレジを回しておりました。
私はレジに列ができているのも気付かず、ハンドラベラーと戦っておりました。
すると、そこに、
「ここでも、支払いってできるのかしら?」
と貴方様(平たく言うとクソ客)がいらっしゃいました。
私は顔をあげ、
「できますよ?」
と優しく声をかけました。
仕方なく、レジをあけ、
「どの支払いですか?」
と尋ねました。
すると、貴方様(客どころか、クソ)が大きな鞄をガサゴソと探し、始めました。
(おい、てめぇから話しかけといて準備できてねぇじゃねぇか)と思いましたが、穏やかに待ちました。
凄く大きい声の貴方様(クソ)に私は見覚えがありました。
以前もよく、訳の分からない道理の通らないことをおっしゃっていました。
私は一瞬関わりたくないと思いましたが、そこはグッと堪えて、お会計を済ませました。
———すると、5分後に貴方様(クソ)はお戻りになりました。
私は気付かず別の作業をしていると、また貴方様(クソ)の金切り声が聞こえてまいりました。
先輩が貴方様(クソ)の対応をしているうちに、みるみるレジには行列が。
私は急いでレジへ戻り、お客様を捌きました。
その間も、先輩は貴方様(クソ)に罵倒され続けていました。
聞こえた範囲で残しておきます。
クソ「これを返金したいの!」
先輩「すいません、ちょっとできないみたいです。」
クソ「なんでできないのよ!」
先輩「収納代行はできないんです。」
クソ「店長呼びなさいよ!」
先輩「店長はいまいないんです。」
クソ「なんでいないのよ!!分からない人がレジに立たないで!!!そんなこともできないなら、仕事しないで!!!ここに立っちゃダメでしょ!!!店長呼んで!!!!!!」
こんな具合でしょうか。
私が受け付けたクソだったので、私は少し手が震えておりました。
そして、先輩が私のほうにきて、
「収納代行は返金できないよね?」
と言いました。
私は
「できないはずです。」
と言って、何かに書かれていないか探しましたが、見つかりませんでした。
そこで、私は
「店長に電話してみます。」
とバックにはけました。
店長に電話したところ、収納代行はコンビニでは返金できないため、取引先の会社にクソ自ら電話して対応してくれとのことだったため、私はそれを伝えにレジに戻りました。
そして、屈さないよう、かつ、厳かで凛とした態度で
「お客様!収納代行はここでは返金できないため、会社と直接連絡を取り合ってもらうことになります。すいませんが、ここでは何もできません!」
と力強く伝えました。
すると、状況は刻一刻を争っていたため、もう既に状況は激変しておりました。
なんと、先輩がポケットマネーでクソにお金を返してしまったのです。
最悪な状況です。
先輩はクソの圧に負けてしまったのです。
絶対にそうするべきではありませんでした。
断固として言えます。
そのおかげでクソは
「何言ってるの?!返金できました!!!あなた、ずっと間違ってるのよ!!!返金できたじゃない!!さっきから態度も悪いし!!!なんなのよ!!!」
とおっしゃりました。
私は偏差値2のクソと対峙して、脳みそが思考停止してしまったので、バックにはけました。
その時の気持ちだけは残しておこうと思います。
(うっせぇんだよ!!クソ!!!おい!!クソに口つけたの誰だよ!!!ありえねぇーーー!!!てめぇが持ってきたからやったんだろうが!!!!来んな!!!間違ってるのはてめぇだ!!!てめぇが生まれてきたことだ!!!!!残念でしたーー!!!!!世の中には死んでいい人なんていない!なんて綺麗事あるけど、おめぇは死んでいい人間だ!!!人間初!!!おめでとう!!!!態度悪いのはおめぇだろ!!!てめぇが息してること自体うるせぇし、態度悪いんだよ!!!屍になって大人しくしてろ!!!!!!)
そして、私はもうクソをシャットアウトしました。
またレジに行列ができていたので、すぐに戻り、お客様を捌きました。
———後から、先輩にクソが憤慨されていた理由を聞きました。
『もう既に払っていて、二重支払いになるから返金してほしい。』とのことでした。
これはもう私たちの管轄外としか言いようがないです。
あくまで支払いの有無は、自分で確認してから持ってきていただきたいのです。
それもできないなら、外に出てはいけません。
息をすることも私は許しません。
いま、収納代行は電子マネーで取引できます。
電子マネーですと、検収印がつきません。
ですが、コンビニでの取引であれば、必ず検収印が押してあるはずなのです。
収納代行をコンビニに持ってきたということは、クソはその方法しか知らないということになると思うのです。
そして、クソがそれを持っていらっしゃった時、そこには検収印はありませんでした。
私が押しました。
ということは、お分かりいただけるでしょうか。
つまり、検収印がないということは、その支払いは完了していないのです。
だから、二重支払いなんてのは嘘で、まだ一度しか払ってないのに、先輩からお金を騙し取って、クソは一銭も払っていないのです。
ここで、初めの一言に尽きる訳でございます。
そのあと、先輩は落ち込んでいました。
「もう二度と会いたくない」と言っていました。
私もです。
次にいらっしゃるときは、少しでも金切り声をあげるようであれば、電話を110番選択して握り締めて応戦し、しまいには通報させていただきますね。
またのご来店お待ちしております。
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