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数学における色彩
初めてエルメスに行った。
あの電車男でしか聞いたことないエルメスに行った。
まずどこから入るかわからなくて、入り口に人が立っていないところを探した。
が、どこも誰かしらパリッとしたスーツを着た人が立っていた。
ええ〜、ドアマンいるじゃ〜ん
と私の中のギャルが言っていた。
分からないけど、2、3周くらいして、バカなフリして一つのエレベーターの前に立ってみた。
すると、「展示をご観覧ですか?」と言われて、最初からわかってましたみたいな顔で「はい」と言った。
丁寧な言葉遣いでエレベーターのボタンを押して、エレベーターが開くと、そこにはエレベーターガールがいた。
ええ〜、全然ボタン押さしてくんないじゃ〜ん。
ご時世じゃん〜。
と私の中のギャルが言っていた。
けど、この世界ではこれが日常なんでしょう。
たまげた。
エレベーターもキラキラでぎゃふんとした。
エレベーターが開くと、またしても人がいた。
パンフレットをくれた。
見始めると同時に、係の人が私がデカい鞄を重そうにしてるのを見兼ねて、「お預かりしますか?」と言ってきた。
すげぇ〜ほすぴたりてぃ〜
と私の中のギャルが感動していた。
ーーーここからが本編ーーー
ジュリオ・ル・パルクという人の作品を見に行った。
幾何学と色というジャンルがとても好きなので、SNSで見つけた瞬間すぐ行こうと決めた。
こんなんタダで見れるなら絶対行ったほうがいい。
一言で言うと、数列だった。
色に番号を振って、それを四角の中で組み合わせていく。
数学みたいな感覚で色を操れるのは、さすが幾何学だと思った。
これなんかもめちゃくちゃ可愛い。
真ん中から2つずつ風車のかたちで配置されていて、それの配色の妙も相まって立体的に見える。
凄い!!!!
これもかなり可愛いステッチみたいに見える。
これが数字の配列なんだと思うと、ワクワクする。
これは、円と正方形を組み合わせてモノクロで描いている。
円は閉塞的な図形だから、外側に曲線は描けないけど、白と黒、円と正方形を組み合わせることで曲線を描けている。
円と正方形の組み合わせと、色の塗るところを変えるだけでこんなに魅力的になるんだなぁ。
可愛い。
これは不気味だった。
縦に3本繋がってて、中心が動くと周りもガタガタ動いていた。
なーにこれ。
光が当たってて丸い玉みたいのが浮いて見えるけど、あまりにも不可解。
濃淡だ!白黒の濃淡!!
そして、円で正方形を描いている。
曲線美と直線。
美しい。
これも円が見える。
円を描いてから円で削ってる。
真ん中には風車が見えるけど、それも同じ図形の大小関係の妙でそう見えるだけなんだろうな。
凄い。
これはシンプルに好き。
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