見出し画像

【放送直前考察】ちゃんみなガールズグループに注目する理由

こんにちは!
広告代理店でクリエイティブプランナーをしている望月です。

10月から、日本のアイドル市場をテーマにアイドルをビジネス目線で考察した記事を更新しています。

不定期でできる限り多くのトピックに触れていきたいと思いますので、ぜひ興味がある方は読んでみてください!

本日のトピック

本日取り上げるのは、今日20:00~から始まる、こちらのオーディション番組です。

10/4(金)Youtubeにて20:00-放送開始、10/6(日)huluにて12:00-完全版配信

ラッパーのちゃんみなさんがプロデューサー、BE:FIRSTを輩出した新進気鋭事務所BMSGのサポートのもと始まった、ガールズグループオーディション

ちゃんみなさんといえば、元々は高校生ラッパーとして注目をされたのちデビュー、作詞作曲のみならず、トラック制作、ダンスの振り付けなど全てをセルフ・プロデュースで行い、自身の心情や経験したことの赤裸々な歌詞で若者から絶大な支持を集めています。

2023年には、PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS(通称 日プ)のポジションバトルで特別講師を務め、さらに幅広い界隈で注目を集めているアーティストです。

望月も日プをきっかけに、ちゃんみなさんの音楽、作るパフォーマンスに惚れて、そのままファンクラブにも入っています。

そんな時に、ガールズグループのプロデューサーをすることを知りまして、昨年からずっと楽しみにしていました・・・。

ですので、今回は私がこのガールズグループに「何を」「なぜ」期待するかに関して、さまざまな観点から考察していきたいと思います。

ちゃんみなさんの「寄り添い型プロデュース」

まず特筆するべきは、ちゃんみなさんのプロデュース力の高さです。

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS(以下、日プ)のポジションバトルで、ちゃんみなさんの「美人」が課題曲となったことから、特別講師を務めました。

印象的だったのが、よく切り抜かれる講師が厳しい言葉を投げかけるようなシーンが一才なく、むしろ本人の言葉をよく聞き、本音や想いを引き出す、「寄り添う」ようなプロデュースの仕方でした。

例えば、それまでのステージで未経験であることから講師からも「スキルがない」と言われ、キャラクターの出し方に悩んでいた村上 璃杏ちゃん(現ME:I)に対して、「無理やりキャラを合わせる必要はない」と言葉を投げかけ、その後見せた自然体なパフォーマンスに対して「いいじゃん、姫っぽいもんね、猫っぽいもん」という言葉によって、本人が自分の中にキャラクターを落とし込み、完全に以降のステージで「姫っぽさ、猫っぽさ」強みに、歌が圧倒的に上手い子たちと差別化しつつ、目を惹くパフォーマンスをしました。(この回のレッスンシーンは伝説なので絶対見るべき)


伝説のシーン

個人的には、日プで最終審査2位でME:Iとしてデビューした村上 璃杏ちゃんと、最終審査8位でME:Iとしてデビューした清水恵子ちゃんは確実にちゃんみなさんのレッスンによって才能開花、一気に視聴者からも人気を獲得したと思っています。

また、アーティストとしての心構えとしてこのように話されていたことを話していたのもとても印象的でした。

「自分が嫌だったことを、インターネットに書くんじゃなくて、全部音楽にする。音楽として消化して、ステージでパフォーマンスとして披露して、みんなにわかってもらえるようになる。ラッパーはすごいラッキーな職業だよ

https://lemino.docomo.ne.jp/contents/Y3JpZDovL3BsYWxhLmlwdHZmLmpwL3ZvZC8wMDAwMDAwMDAwXzAwbG03OGUzZGE%3D?pit_git_type=PIT

アーティストとしての姿勢、在り方も教えてくれる、「寄り添い型」のプロデューサーとしてNoNoGirlsでも指導されると考えており、今からとても楽しみです。

ちゃんみなさんの「人生を映す」楽曲/演出の強さ


ちゃんみなさんの楽曲は、日本語・英語・韓国語という3か国語をマルチに使いながらそれぞれの言葉でしか持っていないニュアンスを大事にし、憤りやコンプレックスを赤裸々に詩にすることが特徴です。

楽曲に関しては是非聞いてみてください!という感じなので、ここでは今年の4月にぴあアリーナMMにて行われた、「AREA OF DIAMOND 2」へ見に行ったときのお話をしたいと思います。

初めてちゃんみなさんのパフォーマンスを生で見たのですが、とにかく衝撃を受けたライブでした。

ライブのコンセプトとしては「自分の嫌だったことと決別する」「自分を肯定しながらも、お別れをする」といったようなものでした。(そういうのも自分の言葉で説明してくださる!)

それを演出で表現していたわけですが、特に印象深かったのはピアノのシーン。

急に映像に「子供がピアノの発表会で、ピアノを弾いている」映像が流れてきました。ビデオカメラで撮った素人っぽい映像で、妙なリアルさ。

どういう伏線?かと思ったら、ステージに子供が登場。

ステージにはピアノが置かれていて、音色を会場に響かせました。

すると、今度はちゃんみなさんが花道でピアノを弾き始め、歌い始める・・・


映像の子供は、本当にちゃんみなさんの幼少期の姿。
音楽を始めたばかりのころの自分と、アーティストとしてステージに立つ自分をステージで重ねるという対比、凄くよかったのです。。。

他にも、「美人」の楽曲中に、曲を止めてその場でメイクシートでメイクを落としてスッピンになり、素の美しさを訴えるなど、数々の名演出がありますが、こういった人生を映すような演出を、きっとNoNoGirlsでも見られるのではないか、と考えております。

ただ、1人ではなく、複数人で作り上げるということになるので、ガールズグループで人数をどう使って、どのようにパワーアップして魅せるのか、とても楽しみです。

新進気鋭のヤバイ事務所BMSG

元AAAの日高光啓さん(SKY-HI)がCEOを務める会社が「BMSG」で、今回のオーディションを企画した会社です。

このBMSG、只者じゃないヤバイ事務所なんです。

日高さんといえば元AAA、今もアーティスト・ラッパーとして活躍される傍ら、2020年にはBE:FIRSTのプロデューサーとして、オーディション資金を実費で1億出して、日テレ・スッキリのNiziUオーディションの直後の枠で放送したことでも話題を集めました。(だから今回もそのつながりで日テレの番組が放送されていると予想)

そのちょっと前に立ち上げたのがBMSGで、個人的に今最も注目している新進気鋭な事務所です。

このYoutubeを見ていただければ、わかるのですが、縮小している日本の音楽市場における問題点を指摘しながらも、その問題点に決して目を瞑るのではなく、打開策を考え、『BMSGが日本から世界を獲りに行くんだぞ』という気概と実行力がある事務所、そのトップとしての日高さんと感じました。

僭越ながらAAA時代を追っていたわけでは全くないので、日高さんに関しては詳しくはないのですが

こういった動画を見ても、YouTubeという誰もが観れる場でこのような会社の方針や内部事情をさらけ出し、会社としての方針、心から熱意を伝えられる音楽会社、社長を今の所、私は知りません。

これは音楽業界に興味ある人にとっては、視聴必須の動画です。

このもはやヤバイBMSG、ひいては日高さんが、昔から交友関係のあるちゃんみなさんに直接持ちかけた企画が今回の「No No Girls」というわけです。

BMSGが大切にしている「才能を殺さないために」をモットーに、No No Girlsで発掘された才能が、どのように世界に発信され、世界に受け入れられていくのか、世界を変えていくのか注目したいと思います。


番組放送前の所感


まず放送前に明かされていた情報から、グループの方向性として考察できたことを書きたいと思います。

オーディション募集段階で発信されていたことは、
「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」
「Noと今まで言われてきた人、自分にNoと言われてきた人、あなたの声を聞かせてください。」


具体のグループの方針は決まっていないとしつつも、こういった言葉から、あくまでも、ちゃんみなさんが音楽で表現してきたようなやり方、憤りやコンプレックスを赤裸々していくというような方針は、同じように「No No Girls」にもあるのではないかと思っています。

また、メンバー発表を「ビジュアル」ではなく「歌」にしていることも注目です。

ビジュアルはあくまで影、まずは声だけを聞かせるというところから
このグループはビジュアルファーストではなく、歌で勝負していくということをしっかり提言している
ように感じます。

最近の日本発のガールズグループで歌メインで強いところはあまりイメージがないので、大きな差別化になるかなと思います。

また、10/2(水)に放送された緊急特番『「No No Girls」スタート直前SP』でもちゃんみなさんが「実力がある子達」と明言していることからも、すでに実力があって、パフォーマンス力が高い子を選んでいくと予想です。

その点で、日プに参加していた髙畠百加ちゃん、中野心結ちゃんは、実力・知名度・一度日プで「No」を味わったバックボーン・ビジュアルともに考えても、ほぼ確実に選ばれるのではないかと勝手に予想しています。
他にも日プからは、古橋沙也佳ちゃんも参加しているので要注目ですね。

髙畠百加ちゃんは、ちゃんみなさんへの憧れ、想いも含めて強い
No No Girlsに参加している髙畠百加ちゃん、中野心結ちゃん

逆にその他の候補者に関しては、本編を見ないと実力で予想できないので
配信を楽しみに待ちたいと思います!

以上、私がこの「No No Girls」に期待することを「何を」「なぜ」でまとめてみました。

一個人の所感なので、特にちゃんみなさんの大ファン、日高さんの大ファンの方からしたら違う見方もあると思っており、その際はぜひ教えていただけると嬉しいです!

ぜひ一緒に本編をみて、今後の動向を楽しみにしましょう!!!

また更新します!
ここまでお読みいただきありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!