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読書感想文『旅行者の朝食』(米原万里)

旅とゴハン。最高の組み合わせ。

ゴハン系の本は読むタイミングが難しい。食前に読むと胃袋が刺激され食べ過ぎてしまうし、食後に読むと眠くなってしまう。

旅行者の朝食』(米原万里)


ちなみに僕はロシアきらい。プーチンの「アンチゲイ法」があるから。でもロシア人が嫌いなわけじゃないよ?ロシアのゴハンが嫌いなわけじゃないよ?

ソヴィエトだって崩壊したんだから、明日プーチンが「実は僕もゲイで・・・アンチゲイ法廃止!」と言い出しす可能性もある。むしろそれでこそ、おそロシア!


ベルリン時代もロシアカフェとかたまにブランチで行ってました。

キャビアとか、イクラ(のようなもの)とか、鱈(のようなもの)とか、ウォッカ(これは間違いなく純正)とか。探せばいろいろうまそうなもんあんのよ。特にドイツじゃ魚の市民権がえらく低いから、魚の類は冷凍や缶詰でもいいからロシア系で探すといいことあるかも。日本の隣だしね。カニとか。もしかして安いかも。ロシア人にとってはゴミみたいな食材かもしれないから。それを日本人がホレホレと食す。いいじゃないの。循環型社会。

外は氷点下。目の粘膜が凍るほど寒い。真冬に食べる謎に赤くてしょっぱめのシチュー。それをウォッカで流し込んで出掛けるのよ。北国の知恵。東ドイツで学んだわ。


とにかく米原万里さんの本はやっぱり好き。会いたいくらい。さすが翻訳家といった記事のリサーチ力(探求心)もハンパない。尊敬してます。



ちなみに僕が彼女の本で最初にハマったのは、こちらの長編小説『オリガ・モリソヴナの反語法』。イケズばりばりのクソババアの話。かと思ったらソヴィエト共産体制の良し悪しが詰まった、超絶おすすめの本です。500ページ以上あるので読み終わる頃にはパンデミックも終わるでしょう。

クスっと笑えたら100円!(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。