【コラム】初めてのミニシアター(京都みなみ会館)
実は10月からシナリオの勉強をしていまして。3か月間だけ学校に通ってます。
その一環というか、人生で初めてミニシアターというものに足を運んでみた。京都みなみ会館。
50席ほどのミニシアター。客は数名ほどでしたが、こんなところに来るという人はきっと相当映画が好きなんだろうなという偏見。
僕なんかはこれまでまともに映画も観ない、本も読まない人間だったので、今すごくその文藝欲というか、そういうのが小さく鼓動し始めた時期なので、普遍的な娯楽・そして自己表現の場として、自分と文藝の世界を、細く長く、育んでいきたいなあと思っている。
シナリオライターの学校でいうと、知らない世界を垣間見るのはやっぱり楽しい!そこはまさに「文藝部」。
中高大学などで「文藝部」と言われるような、図書館でくすくすと笑っているような存在(偏見)とは今まで交わるきっかけが全くなく生きてきたので、こんな世界が広がっていたとは驚きと、これまで知らなかった悔しさと、いま知れた興奮と。やっぱり世界は広く狭い。
『生きちゃった』
いいですね~。俳優してるね~。映画してるね~。
儲けを考えてないところがいい。低予算なところがいい。
大島優子がセックスしてるのがいい。フェラチオしてるのがいい。人はやっぱり何度でも生まれ変われるんだなと。その人が望みさえすれば。
観た後に気持ち悪さが残るのは何よりもいい。久しぶりに過呼吸になりました。
スーパーに駆け込んで、野菜コーナーをうろうろし、チーズとビールを買って、外で一気に流し込んで、やっと俗世に戻れた。
世の中、どうでもいいことが多すぎる。もうほっといて欲しいとさえ思う。
とてつもなく気持ちのいいことと、真逆にとてつもなく気持ちの悪いこと。これは文藝において「やったな」と思う。
特に気持ち悪さってのは重要だと思っている。みんな普段、背を向けて生きているから。それを密室で、音と、映像と、ストーリーで、まじまじと見せつけてやるってのは、きっと快感なんだろうな。
そもそもなぜこの映画にしたかって?
仲野太賀と同じ誕生日だから。
ただそれだけ。
クスっと笑えたら100円!(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。