【コラム】ゲイの恋愛の難しさ

こんにちは、吉本です。

僕はTwitter上ではゲイ友達が多く、そういった仲間とのコミュニケーションみたいに活用してる。そこでとある書き込みを見つけた。

■ゲイの付き合いはなぜ短命に終わるのか？

といったテーマのものだった。原文忘れたけど・・・

『日本のゲイの多くは、友人とか、まして家族にカミングアウトしてなくて、コソコソと付き合っている。だからカップルとして当たり前に訪れる壁にぶち当たった時に、相談相手もおらず、応援してくれる人もおらず、自分たちで解を探すしかないから、心折れて結局はその壁を乗り越えられずに短命に終わる。』

といったものだった。確かに。

同性結婚とかパートナーシップ制度の以前に、僕たちはまずは『付き合う』という関係性になる。『付き合う』中で二人の楽しさもあれば、苦労（壁）だって絶対にある。これは男女関係なく、皆そういうプロセスを踏んで熟していく。

ゲイがカミングアウトできないことによって何が問題かというと、その関係は「一人称（僕）」と「二人称（君）」だけに陥りがちになる。友人でも家族でもいいけど「三人称（ほかのだれか）」が出てこない。だから、二人だけの『籠った世界』になる。

それを『自分たちがカミングアウトしていないんだから、そんなの自業自得でしょ？』と思われるのがイヤなので、僕は堂々としている。（差別上等で堂々と振舞うことに腹くくった。）

でも、僕みたいな人って本当にまだ少ない。

僕の付き合った彼も、ご多分に漏れずというか、「職場の人も知らない・ノンケ（＝ゲイでない人）の友人にも言ってない・家族も知らない」という見事に三拍子揃った人である。ゲイの友達はいても、”それ以外”は”それ以外”なのである。こういう人が（僕の肌感覚だけだけど）今の日本のほぼ９割のゲイだと思う。

僕は図々しい人間なので好きな人にはいつも『僕は家族以外カミングアウトしているし、僕の友人らのことは信じてほしい。もし仮にゲイを否定するような奴が現われたら、男出してぶん殴るか（しないけどねｗ）、ちゃんとブチ切れるか、最悪、縁切ればいい話だから。悲しいけど。』と言う。

僕と付き合う人はいつも心優しい平和主義者が多いので「わかったけど暴力はだめよ」と適宜僕の暴走を抑えてくれるのでありがたい。僕も癇癪起こすとキー！ってなる時があるので。。

僕がしたいことは『第三者に囲まれて生きていく』という当たり前のこと。

男女のカップルが今も昔もしているように、友人らから「あの人、あんたが好きそうな人ね(笑)大事にしなよ」とか「ちょっと今度のあの人、”ダメンズ”じゃな～い！？大丈夫！？？」とか、そんなん言って欲しいわけで。（※ダメンズは死語ですか？）

幸いにも僕の周りはそういう人が多いので感謝しています。見守ってくれる人が多いので。

「いい友を持て」ってのは「いい第三者を持て」ってことなのよね。

不倫がしんどいのは、第三者にカミングアウトできないからでしょ？

ゲイは堂々としてりゃいいのよ。否定する奴には「バルス！」と言ってやればいいのよ。

不倫よりもゲイカップルの方が、どれだけ平和で、誰一人として傷つけないことか…🌈❣❣