中小企業診断士の落とし穴【合格後編】
こんにちは。YOUです。
苦労して令和3年度中小企業診断士試験にやっと合格!さぁ資格登録して副業チャレンジするぞ!と意気込んでいたのですが、思わぬ落とし穴に引っかかりました。
きちんと調べておけばよかった・・
とても後悔しているのでこの失敗は中小企業診断士を目指している方に共有したいなと思い記事にしました。
何を失敗したかというと、
「試験合格後必要となる15日間の実務経験」を取得するための実務補習の予約合戦に負けたという話になります。
しくじりと対応についてまとめました。
実務補習について
実務補習とはなんでしょうか。中小企業診断士協会HPに記載があります。
このように取得する要件としては以下の2つに分かれていて、合計15日間の従事で要件を満たすこととなります。
・診断実務に従事
・実務補習を受験
ただ診断実務を15日以上というのは多くのサラリーマンには難しく、私のような一般サラリーマンは実務補習の受験が現実的な道かと思います。
ですがこの実務補習は合格者に対して枠が足りず、なんと合格者全員受けることができないのです!
枠少ない問題
ざっと計算したところ実務補習の枠の倍率は約3倍といったところです。
令和3年度の1次試験の合格率が36.4%ですからこれはもはや第3次試験と言っても良いのではないでしょうか。
<ざっくり算出>
・実務補習の枠:11,775人日→785名分
・受験者数:2,292名(超概算)
※過去3年の合格者3,862人 ー 過去2年の枠 1,570
※過去2年の枠は今年度の枠を横置きしてみました
・倍率:2.92
実際今年度の申し込みですが、開始40分で全枠埋まってました。
特に今年度は合格者が例年よりも多かったので混みやすくなっていたものと考えられます。
シンプルなメッセージが心にきます・・
40分というのはそこそこ余裕あるのでは?と思われるかもしれないですが、そうでもないのです。
開催地が全国にあるので、最後まで残っているのは地方コースで東京はあっという間に埋まってました。
私は10時15分頃登録したのですが東京コースの1枠(8月コース)のみ空きがある状況でした。
<参考>東京開催の枠
・7月コース 180名
・8月コース 270名
・9月コース 150名
※夏季開催は5日間実務コースを3回となりまして、別に2月開催が15日コース、5日コースの2つが開催される形式です
ということで夏季では5日間のみの獲得となり、実務補習で取得となると2月に5日、来年度夏季5日間が最短の予定となります。
リカバリ策はないのか!?
せっかく合格して登録まで2年かかるのは辛いのでリカバリ策ないか調べました。
1.実務補習の追加補習を受ける
実務補習の追加開催が行われることがあるのでそれは狙いではありますが、昨年度の日程は大阪・名古屋のみでした。これは運次第なので可能性が低そうです。
2.民間企業の補習サービスを受ける
いくつか中小企業診断士のポイント(認定日数)が稼げる民間サービスもありました。
ただ、サイトが更新されていなかったりで今年度東京で受けられるようなコースは見つかりませんでした。
3.各県協会の診断士協会の実務従事事業
各県協会独自の事業として実務従事ポイントを獲得するためのプログラムがあるようです。
東京協会はマッチング会やWeb募集が定期的に行われるようです。
こちらの実務従事だと日程やテーマなどが実務補習と異なるとのこと。
・標準6日間(実務補習は5日間)
・土日中心(実務補習は平日も含む)
・報告書のフォーマットは自由(実務補習は指定)
日程が合えばこちらも良さそうです!
大阪府協会でも実務従事事業の募集を見つけることができました。
▼大阪の方はこちらをご参照ください
大阪府中小企業診断協会の実務従事
今年度中の取得に向けて
今年度登録目指すと以下の組み合わせが良さそうです。
①8月コース:5ポイント(登録できた枠)
②2月コース:5ポイント(今回の反省を活かしオープン即登録狙います)
③実務従事事業の申込み:6ポイント
※③の予定が合わなければまた来年ですね
ということで実務補習の登録に出遅れて落ち込んでましたが、なんとか今年度登録の線は生きていました。
もし中小企業診断士の受験を予定している方はこの2点は頭の片隅に入れておいていただけると良いかと思います。
実務補習は募集開始即登録!
取れなかった場合は実務従事事業も有りかも?
お読みいただきありがとうございました。
実務補習や実務従事の様子もまたアップしたいと思います。