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中小企業診断士の落とし穴【2次試験編】

こんにちは。YOUです。
今回は2次試験(筆記)編です。

2次試験は本当にしくじりました。
何とか合格できたのですが、事前準備が足りなかったなと反省してます。

# 言い訳から始めます…!
1次試験終了後、本業ではAI活用の実証実験の佳境に入ったり、プライベートでは結婚式の準備に入ったりで忙しくなり、結局3週間程度しか勉強時間を確保できませんでした。
(本当は1次試験に燃え尽きていた期間もありました…)

重要な部分に絞った最低限の勉強はできましたが、その分試験当日思わぬのしくじりもありかなりハラハラしたので、しっかりお伝えしたいと思います。

試験当日の大失敗


▼失敗①回答がわかる≠回答がかける(事例Ⅰ)

これは盲点でした。
大まかな回答(案)を考えるまではすぐにできたのですが、それを回答として文章に起こすことに時間がかかりました。
原因は以下の2つです。
・「意味が通る一つの文章にすることに不慣れ」
鉛筆と消しゴムで作業することに不慣れ」

それぞれ見ていきます。
・意味が通る一つの文章にすることに不慣れ
こちらは私の勉強法のミスです。
勉強時間が確保できなかったため、過去問を解く際、回答を完全に記載するということをせず、大まかな回答(案)を箇条書きで記載し、回答とズレがないか確認する、という勉強法をとっていました。

短時間で多くの過去問に触れることはできたことはよかったのですが、「大まかな回答(案)のレベルから最終的な回答を作ること」に壁があること、時間がかかることがわかってませんでした。

鉛筆と消しゴムで作業することに不慣れ
普段鉛筆で文章を作ることはありますか?
文章を作るとき、多くの方はパソコンでざっと文字を書いて、気になるところを修正しながら作業するのではないでしょうか。
(今まさに私はそのように作業しています)

社会人だからこそ引っかかる落とし穴です。

大まかな回答をメモしたり、頭の中で文字数を数えて書き出したとしても、書き終わるとちょっと文字数が合わなかったり、読み直してみるとちょっとニュアンスが違っていたりします。
そうすると書き直しになるのですが、序盤を修正するのはとても大変です。。

私は回答は大体わかるのに時間内に回答が書ききれない状況に陥りました。
最終的に回答の質を落として、書ききることができたのですが、
残り15分で半分近く回答が埋まっていない状況は本当に恐怖でした。

▼失敗②「見たことある問題」の罠(事例Ⅳ)

私計算は得意なので、少し財務・会計は自信がありました。
実際当日問題をざっと問題を見た瞬間、全部解ける!と思ったのです。
ただ、結果的には財務・会計が一番低い点数だったと思われます。

なぜでしょうか。
全部解けると思ったが故に、頭から全部解こうとしたのです。
そして難しい問題に引っかかり時間が足りなくなるという、
超初歩的なミスを犯しました。

問題はこちら(中小企業診断協会HPにリンク貼っています)です。
問2の取り替え投資、特に(2)と(3)は計算が複雑で時間も取られます。
それと比べて問3は計算も簡単で時間も取られません。

かつ配点を見るとそれぞれの設問10点ずつの配点です。
どう考えても簡単なところから解くべきですね。。

私もわかっていたのですが、問題を見た瞬間全部解くスイッチが入ってしまいました。結果としては最後の10分くらいで震えながら問3、4を記載した思い出があります。

失敗を避けるために


▼必ず2回は模擬テストを行う

二次試験は過去問を必ず2回は”本番と同じ環境で”解きたいです。
過去問は15年分も公開しているので2回くらいはやれそうですね。

私は鉛筆や消しゴムなど予想以上に時間を取られましたが、
やってみることでどこで時間を取られるか気付くことができると思います。

1回目でどこで時間がかかりそうか把握する。
そして時間配分プランを立てる
2回目でそのプランがハマるかテストしてみる。
これをしておけば不要に慌てることはないかと思います。

私は事例Ⅰで時間配分プランの間違いに気づき、
なんとか事例Ⅱ、事例Ⅲは立て直すことができました。

是非、問題、鉛筆、消しゴム、マーカー、電卓、回答用紙を準備して模擬テストを2回実施してみてください!

▼難問を敵に回さない。真の敵は時間。

流石に私も簡単な問題から解くことは事前には理解してましたが、なぜか全部解こうとしてしまいました。
事例Ⅳに限っては「全問時間内に解く」という意識がそもそも間違っているかもしれません。

事例Ⅰ〜Ⅲまでは全問何かしら回答を書くということがとても重要なので、
全問解くという意識になると思います。
ただ全問書いたところで正解かどうかわからないので、当日は点が取れているのか結構不安になります。
そのため、事例Ⅳのように全問正解が書けそうな問題をみると、確実性にすがって解きたくなってしまうのかも知れません。

事例Ⅳではガラッとマインドを変えましょう。
問題の難易度が敵なのではなく、本当の敵は時間だと。
80分では100点を取れる設計にしていないと。

今回の記事はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。

二次試験の勉強方法のポイントは別の記事にしたいと思います。

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