私の経歴

面白くはないけれど今までの経歴を書こうと思う。

私は声優を目指していた。
それなのに地元北海道から愛知にいた。
仕事をしてお金を貯めたあと、上京しようというのとファン心もあって愛知出身の声優さんと同じ学校に通いたかったからだ。

一年そこで学んだ日々は楽しかった。
何もかも新鮮で、望んでいたことが多く刺激的で出会いもあり楽しんでいた。
そして上京し、新たな学びをしたが挫折をした。
講師が見てくれないのである。そんな予感がした一年を棒に振った気分になり、役を演じることが出来なくなり一度冷却期間を置きたく学校を辞めた。

辞めた期間はひたすらゲームと舞台を追っていた。
あとコールセンターの仕事。やりがいがある方に楽しいことに向かっていた。

しばらくして、演技をやりたいという気持ちが湧いてきてエキストラから触れたいと事務所に登録。
そこの事務所に拾ってもらい活動をし始めたのがまず朗読劇だった。
自分に合った話と役をいただけたと思う。
が、ここで問題が起きた。

事務所が倒産してしまったのである。

しかもメール一通で終わりを告げられ、事務所は閉鎖されていた。なんてこった。

それからは自分で手探りで活動をし始める。
まずは舞台に出たい。
舞台を見続けた影響もあって、いろんなものに応募してワークショップに参加してオーディションを受け続けた。

この時もう声優デビューは難しいことを頭のどこかで追い払っていた。だってもう年齢が難しいと思っていたから。

この写真は舞台出た後のもの、ぎりぎり顔がわからない

写真は色々とあるが今は顔出ししていないのが、舞台を辞めたあの時に「もうやらないのだろう、こういう活動は」と当時活動していた名と共に置いてきてしまったから。

舞台はいわば私の逃げだったと思う。
でもそのおかげで今の夫と出会う事ができ、たくさんの経験をし楽しかったことは事実だ。
色々と失ったものももちろんあるけれど。

そして普通の仕事をし始め、普通に生きていたところ病気になった。
これは今まで仕事でのストレスを抱えたものが爆発したと思っている。
1人抱え込みがち、責任感が強い、無理をする
そんな事が続いたことにより私はうつ病になったのだ。

ずっと寝込んだ。
終わりが見えない休みに、なくなるお金に、どうしていいかわからない状況に、ずっといた。

そんな時にちらほら本を買っていたのだが一冊何で買ったか覚えていない本がある。
一分朗読、という本で声に出して読むことでストレスを緩和しようと、スッキリしたかった気持ちがあったと思う。
コレが意外と良くて楽しかった。
文学にも触れる事ができたことと、やっぱり自分は読むのが好きなのだと実感させてくれた。

でもここで宅録でやろうと思わない。

なぜなら機材にお金がかかるし、当時知っていた宅録の方々はめちゃくちゃ雲の上の人に感じたからだ。

じゃあなぜやり始めたのか。

体調がある時期を境に好転したのだがこれの理由は治療なのか、朝5時に目覚め出したからかは分からない。
けれど自宅でクラウドソーシングで入力の仕事を始めたのだ。
少しでもお金を稼ぎたいのと、有り余る時間を有効活用したいと思い始めたから。

その中でとあるYoutubeのシナリオの音声確認というのがある。好きな漫画作品のパロディ的なお話だったようで、なんか楽しそうで応募したらお仕事をさせていただけることに。
そこで、出会った。名も知らなかった声優活動をする人たち。
え、こういうことみんなやってるの?
と興味が湧いた。調べたらUSB式マイクは安く買える。気づいたらメルカリで買っていた。1980円、当時お金のない私にとってはそれなりにしたと思っている。

3ヶ月くらいマイクを眠らせた後、意を決して応募した。そしてお仕事をもらえて収録した。
ワタワタして長尺の収録方法がわからず、憧れの方にDM送ったことを覚えている。
なんとか納品出来てから、そこから腹がくくれたのか宅録の仕事をそこから始めたのだ。

そこから体調もまた良くなってきて、パートの仕事も始めた。パートは人と触れる事ができて体力もつけられて安直にお金が稼げてそれも心に余裕を持つきっかけだった。

今は宅録、パート、音声確認のお仕事と三つやっている。
どれも私にとっては大事なものである。

今では心もお金も少し余裕が生まれて、生活に潤いが出ている。
宅録でのお仕事もいただけるのがあって、自信も少しづつついている。

わたしにはナレーションがあってると思う。

そう思うのはこの声と、自分がやりたいことと、お金を稼げるように少しなれていることだと感じている。

今後に展望はわかりませんが、続けられるだけ続けて楽しくやっていたい。
だって書いていて気づいたのは「楽しい方にむかって活動している」のである。
だから、やりたいことは全部楽しいことで、楽しいから向かっていきたい訳でその感覚を大事にしていきたい。

コレがわたしの経歴である。
今一度振り返って書いてみたかったので、よかったと思う。

小劇場の舞台は、夢を追うならやらない方が良かったけど楽しかったなあ

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